<BASE> | NN すべて IE すべて HTML すべて | |
<BASE> | HTML 終了タグ : 使用不可 | |
base 要素は、ドキュメントの head 要素内で定義され、現在のドキュメントへの URL パスをブラウザに指示します。このパスを基準として、ドキュメント内で src 属性や href 属性にさまざまな相対 URL を指定します。ブラウザでディレクトリへの URL もサポートされている場合でも、base 要素にはドキュメント名を含む絶対 URL を指定してください。ブラウザはそのドキュメントを保存しているディレクトリへの基準 URL パスを計算します。たとえば、<BASE href="http://www.megacorp.com/products/index.html"> と指定した場合、そのページにある widgets/framitz801.html へのリンクの href 属性は、http://www.megacorp.com/products/widgets/framitz801.html という絶対 URL に解決されます。同様に、相対 URL はドット構文で階層をたどることができます。たとえば、この前に定義した base 要素からは、index.html ページの img 要素は src="../images/logo.jpg" と設定できます。この参照は http://www.megacorp.com/images/logo.jpg に解決されます。 一般的に、最近のブラウザは現在読み込み中のドキュメントの基準 URL を自動的に計算するので、base 要素を指定しないでも相対 URL を使用できます。このことが特に便利なのは、ページをローカルで作成しており、ページの配布時に base 要素の設定を変更したくない場合です。HTML 4 仕様では、base 要素のないドキュメントは基準 URL として現在のドキュメントの URL をデフォルトで使用することになっています。これは、電子メールメッセージなどデフォルトの基準 URL のない HTML 化されたドキュメントではなく、純粋な Web ページにのみ適用されます。 base 要素を使用して、ドキュメント内のリンクタイプ要素にデフォルトのリンク先も定義できます。すべてのリンクが別のフレームにドキュメントを読み込む場合、このターゲットフレームを base タグで一度指定すれば、ドキュメントの他の場所では target 属性を設定する必要はなくなります。あるリンクのデフォルト設定を上書きするには、その要素の target 属性を指定することによって行います (target 属性に関する注意事項を参照)。 この要素と他の要素で共通する属性は id 属性のみです。 |
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例 | ||
<HEAD> <BASE href="http://www.megacorp.com/index.html" target="_top"> </HEAD> |
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オブジェクト参照 | ||
[window.]document.getElementById(elementID)
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要素固有の属性 | ||
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要素固有のイベントハンドラー属性 | ||
なし |
href | NN すべて IE すべて HTML すべて |
href="URL" | オプション |
href 属性は、ドキュメント内のすべての相対参照の基準 URL として使用されるサーバーパス上にあるドキュメントの URL です。これは通常、現在のドキュメントの URL ですが、ドキュメントの管理方法やディレクトリ構造によって、別のパスにも設定できます。 |
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例 | |
<BASE href="http://www.megacorp.com/products/index.html"> |
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値 | |
ドキュメントへの完全な絶対 URL |
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既定値 | |
現在のドキュメントのパス名 |
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オブジェクト参照 | |
[window.]document.getElementsByTagName("base")[0].href
[window.]document.getElementById(elementID).href
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target | NN すべて IE すべて HTML 4 |
target="windowOrFrameName" | オプション |
ページ上のリンクとイメージマップのすべてまたはほとんどが別のウィンドウまたはフレームにドキュメントを読み込む場合は、base 要素の target 属性を使用して、これらの要素すべてのターゲットを指定します。基準ターゲット参照のみを設定する場合は、href 属性を使用しないで target 属性を使用できます。 フレームおよびウィンドウは純粋なドキュメントマークアップの対象範囲外であるため、HTML 4 および XHTML の Strict DTD ではすべての要素の target 属性をサポートしていません。実際、フレームセットドキュメントは Strict DTD では妥当性が検証されません。HTML 4 および XHTML に別に Frameset DTD が定められているのはこのためです。ドキュメントはこのような Strict DTD で妥当性を検証する必要があり、同時にターゲットもサポートする場合は、ページが読み込まれた後でリンク、イメージマップ、およびフォームの target プロパティを設定するスクリプトを使用します。 |
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例 | |
<BASE target="rightFrame"> |
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値 | |
フレーム名またはウィンドウ名がターゲット要素の name 属性に指定されている場合の大文字と小文字を区別する識別子。次の 4 つのターゲット名が予約されており、定数値として使用されます。 |
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既定値 | |
_self |
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オブジェクト参照 | |
[window.]document.getElementsByTagName("base")[0].target
[window.]document.getElementById(elementID).target
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