非推奨要素/属性をCSSに置き換えてください
WAI / WCAG 1.0 優先度2 チェックポイント 3.3
 
 
概要

Webページに非推奨の要素あるいは属性があります(すなわち、HTML 4.01からW3Cがその使用を非推奨としているものです)。こういった要素および属性は、CSSで適切に置き換えることが可能です。

一覧を HTML 4.01 非推奨要素 [http://www.w3.org/TR/REC-html40/index/elements.html] で参照してください。

 
 
修正方法

非推奨要素および属性を適切なCSSに置き換えてください。例えば、フォントのスタイルを指定するには、(X)HTMLのfont要素ではなく、CSSの 'font' プロパティ(例えば、font-size, font-family, font-weight)を用いてください。 その他、align="left"の代わりにstyle="{float: left}"、imgタグの中のborder="0"の代わりにstyle="border:none"を用いてください。

HTML 4.01 非推奨要素の一覧表 [http://www.w3.org/TR/REC-html40/index/elements.html] を参照してください。

 
 
解説

(X)HTMLの非推奨要素および属性よりもCSSによる表現を用いることで、以下に挙げるようなメリットがあります。

  • そのソースコードは従来よりも標準仕様に準拠したものとなり、将来的にすべてのブラウザおよびユーザーエージェントが標準仕様に準拠したときには、自動的に互換性のあるソースコードとなります。
  • 標準仕様に準拠したWebページは、メンテナンスもより容易になります(ソースコード上で見た目などの表現に関係するコードが、そのサイト内のすべて、あるいはほとんどのWebページで共有されることになるため)。
  • 標準仕様に準拠したWebページは、テキストの書体や文字色を指定するためにfontのようなタグを繰り返して使う必要がないため、従来よりもソースコードが乱雑にならずにすみます。これはWebページの読み込み時間も短縮します(Webページの容量が小さくなり、ブラウザはCSSをそのサイトから1回だけダウンロードすればすむため)。
  • ユーザーが任意の表示スタイルを選択できるように、同じ(X)HTMLページに対して、複数のCSSファイルを提供することも可能です。