<META>NN すべて IE すべて HTML すべて  

<META>

HTML 終了タグ : 使用不可  

meta 要素にはドキュメントに関する表示されない情報を設定します。一部のブラウザはこの要素を認識して、ドキュメントへの要求に対してサーバーからは送信されない重要なヘッダ情報をこの要素から取り出します。またこの要素は、Web で検索エンジンがインデックス作成やカテゴリ分けに使用するドキュメント情報を埋め込むためにも使用されます。

ドキュメントには複数の meta 要素を含めることができ、またすべての meta 要素は head 要素にネストされます。それぞれの meta 要素に固有の目的はその属性によって決まります。一般的に meta 要素は、サーバーまたはクライアントに使用する「名前/値」のペアになります。たとえば、ほとんどのブラウザは、設定された時間後にページを再ロードするため、または他のページにリダイレクトするための属性設定を認識します。このような設定は、meta 要素に指定されている頻度で最新のページを再ロードするため、分ごとにコンテンツが更新されるようなページに対して便利です。

HTML 4 にあるいくつかの要素や属性には、meta 要素にあるものと同じ種類のメタデータがあります。使用するサーバーやブラウザ環境に最も適した方法を使用してください。addressdelinslinktitle 要素、および head 要素の profile 属性も参照してください。

meta 要素の使用に関しては数多くの説があります。meta 要素によるブラウザへの影響 (ブラウザのキャッシュの制御など) はブラウザによって異なります。また、すべての検索エンジンロボットが meta 要素の属性値に同じ応答をするわけではありません。同時に、よく使用されている refresh などの機能は、標準では使用が認められていますが、使用を控えるように促す動きがあります。許容値について強制的な標準はありませんが、W3C の HTML 4 および XHTML のバリデータは、次の例に示す文字セット値を認める方向にあります。

 
 
<HEAD profile="http://www.giantco.com/profiles/common">
    <META name="Author" content="Jane Smith">
    <META name="keywords" content="benefits,insurance,plan">
    <META http-equiv="refresh"
    content="1;URL=http://www.giantco.com/truindex.html">
    <META http-equiv="Content-Type" content="text/html;
    charset=ISO-8859-5">
</HEAD>
 
要素固有の属性
 
contenthttp-equivnamescheme
 
要素固有のイベントハンドラー属性

なし

contentNN すべて IE すべて HTML すべて  

content="valueString"

必要  

「名前/値」のペアの値に相当。この属性は通常「名前/値」のペアの名前部分として機能する name または http-equiv 属性を使用して設定されます。content 属性の特定の値は、name または http-equiv 属性の値によって異なります。場合によっては、content 属性に複数の値が指定されることもあります。このような場合、値はコンマ、セミコロン、またはブラウザがそのコンテンツに対して認識する任意の区切り文字で区切られます。これらの値のいくつかは、リフレッシュタイプの meta 要素のコンテンツのように、それ自体で「名前/値」のペアであることがあります。最初の値は、次のドキュメントを読み込むまでの時間を秒で示す値で、2 番目の値はその秒数が経過した後に読み込む URL を示す値です。

 
 
<META http-equiv="refresh"
content="2;URL=http://www.giantco.com/basicindex.html">
 

文字列。文字列は一重または二重引用符で囲む必要があります。

 
既定値

なし

 
オブジェクト参照
 
[window.]document.getElementById(elementID).content
http-equivNN すべて IE すべて HTML すべて  

http-equiv="identifier"

オプション  

HTTP プロトコルでサーバーがクライアントにドキュメントを送信するとき、HTTP ヘッダフィールドの多くは、主としてクライアントに送信中のコンテンツの内容を伝えるディレクティブとして送信されます。http-equiv 属性がドキュメントに指定されている場合、これらの HTTP ヘッダに meta 要素を追加できます。ブラウザは http-equiv および content 属性の値を "name: value" の HTTP 応答ヘッダフォーマットに変換し、それらをサーバーから直接受信されたものと同じように処理します。

Web の標準では、HTTP ヘッダが定義されていますが (O'Reilly & Associates 社から発行されている、Stephen Spainhour/Valerie Querciasee 共著の『Webmaster in a Nutshell』を参照)、次の例では最も一般的な値のいくつかを使用しています。すべてのブラウザがすべてのヘッダタイプに応答するわけではなく、一部のブラウザはブラウザ固有のヘッダ (IE 6 の MSTHEMECOMPATIBLE ヘッダなど) に応答します。meta 要素では http-equiv 属性または name 属性のいずれかを使用します。両方を使用することはできません。

 
 
<META http-equiv="refresh"
content="1,http://www.giantco.com/truindex.html">
<META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=ISO-8859-5">
<META http-equiv="expires" content="Sun, 15 Jan 1998 17:38:00 GMT">
 

文字列識別子

 
既定値

なし

 
オブジェクト参照
 
[window.]document.getElementById(elementID).httpEquiv
langNN 3 IE 4 HTML 4  

lang="languageCode"

オプション  

要素の属性値およびコンテンツに使用される言語。ブラウザはこの情報を使用して、合字 (特定のフォントでサポートされたり、書き言葉で必要になった場合)、疑問符、およびハイフネーションの処理などの詳細に関して、コンテンツの適切な表示を行います。その他のアプリケーションや検索エンジンでは、スペルチェック辞書の選択やインデックスの作成にこの情報を利用する場合があります。

 
 
<SPAN lang="de">Deutsche Bundesbahn</SPAN>
 

大文字と小文字を区別しない言語コード

 
既定値

ブラウザの既定値

 
オブジェクト参照
 
[window.]document.getElementById(elementID).lang
nameNN すべて IE すべて HTML すべて  

name="identifier"

オプション  

meta 要素を構成する「名前/値」のペアの識別子。一般的に、この属性の値は "author""keywords" のような meta 要素の目的を示す用語です。1 つの meta 要素内では、name 属性または http-equiv 属性のいずれかに値を指定できます。両方には指定できません。

 
 
<META name="Author" content="Jane Smith">
<META name="keywords" content="benefits,insurance,plan">
 

文字列識別子

 
既定値

なし

 
オブジェクト参照
 
[window.]document.getElementById(elementID).name
schemeNN 6 IE 6 HTML 4  

scheme="identifier"

オプション  

ドキュメントにあるメタデータを整理するレイヤーを示します。たとえば、複数の図書館を設置している大学などでは、それぞれの図書館に関連づけられたドキュメントを作成する場合があります。これに関するメタデータをブラウザが解釈できると仮定すると、要素を組み立てる手段の 1 つとしては、name="law"name="main"name="engineering" のように各図書館に対し個別の name 属性を作成することがあります。ただし場合によっては、これらの name 属性の値を特定の大学に関連付ける必要があります。そのような場合は scheme="Harvard" のように、scheme 属性を使用してメタデータを特定の大学と関連付けることができます。他の大学の図書館システムが同じ name 属性の構造を使用する可能性がありますが、scheme 属性は明確に特定の meta 要素と特定の大学および図書館とを関連付けています。繰り返しますが、これはブラウザがこのメタデータを処理できる能力を持っていることを前提としています。

 
 
<META scheme="Chicago" name="classicalFM" content="98.7">
 

文字列識別子

 
既定値

なし

 
オブジェクト参照
 
[window.]document.getElementById(elementID).scheme