TOBASE64  
説明

文字列またはバイナリオブジェクトを Base64 表現に変換します。Base64 表現は印刷可能な文字を使用する形式で、バイナリデータをフォームや電子メールで送信したり、データベースやファイルに保存することができます。

 
戻り値

文字列またはバイナリオブジェクトの Base64 表現。

 
カテゴリ

変換関数、文字列関数

 
関数のシンタックス
ToBase64(string または binary_object[, encoding])
 
関連項目
  • BinaryEncode (バイナリデータの base64 への変換について)
  • cffile (バイナリデータのロードと読み込みについて)
  • cfwddx (バイナリデータのシリアル化とシリアル化解除について)
  • IsBinary および ToBinary (バイナリデータかどうかの確認と、Base 64 オブジェクトのバイナリ形式への変換について)
 
ヒストリ

ColdFusion MX: encoding 属性が追加されました。

 
パラメータ

 
使用方法

BinaryEncode 関数を使用して、すべての新規アプリケーションのバイナリデータを Base64 でエンコードされたデータに変換することをお勧めします。

<h3>ToBase64 の例</h3>
<!--- データの初期化 ---->
<cfset charData = "">
<!--- ASCII 文字 (32 〜 255) を作成し、それらを連結 --->
<cfloop index = "data" from = "32" to = "255">
   <cfset ch = chr(data)>
   <cfset charData = charData & ch>
</cfloop>
<p>
次の文字列は、ASCII 表のすべての文字 (32 〜 255) を連結したものです。<br>
<cfoutput>#charData#</cfoutput>
</p>
<!--- この文字列を Base64 形式に変換したものを作成 ---->
<cfset data64 = toBase64(charData)>

<!----- 文字列をバイナリに変換 ------->
<cfset binaryData = toBinary(data64)>
<!--- バイナリを Base64 に戻す ---->
<cfset another64 = toBase64(binaryData)>
<!---- another64 と data64 を比較し、両者が一致することを確認 ---->
<cfif another64 eq data64>
   <h3>2 つの Base64 表現は一致しています。</h3>
<cfelse>
   <h3>変換エラーです。</h3>
</cfif>
STRING または BINARY_OBJECT  
文字列、文字列名、またはバイナリオブジェクトです。
ENCODING  
文字列の場合は、バイト配列内での文字の表現方法を指定します。一般的に使用される 値を次に示します。
  • utf-8
  • iso-8859-1
  • windows-1252
  • us-ascii
  • shift_jis
  • iso-2022-jp
  • euc-jp
  • euc-kr
  • big5
  • euc-cn
  • utf-16
文字エンコードの詳細については、www.w3.org/International/O-charset.html を参照し てください。
デフォルト値は、この関数を呼び出すページのエンコードです。cfcontentを参照してく ださい。バイナリオブジェクトの場合は、このパラメータは無視されます。