この関数では、Web ブラウザの Accept-Language HTTP ヘッダ設定へのアクセスは行われません。

GETLOCALE  
説明

ColdFusion MX の現在の地理/言語ロケールの値を取得します。

ColdFusion アプリケーションセッションで、日付、時刻、数値、および通貨値のデフォルト表示の形式を設定するには、SetLocale 関数を使用します。

 
戻り値

現在のロケール値の文字列 (英語)。Java 名および ColdFusion MX 7 のリリース前に ColdFusion MX で使用した名前 (en_US および English (US) など) を持つロケールの場合、ColdFusion MX は ColdFusion 名 (English (US) など) を返します。

 
カテゴリ

表示および書式制御関数、各国語対応関数、システム関数

 
関数のシンタックス
GetLocale()
 
関連項目

GetLocaleDisplayName、SetLocale

 
ヒストリ

ColdFusion MX 7: すべての Java ロケールおよびロケール名に対するサポートが追加されました。

ColdFusion MX: 「使用方法」に記載されているように動作が変更されました。

 
使用方法

この関数は、ColdFusion MX での表記どおりのロケール名を返します。たとえば、Portuguese (Brazilian)、ca_ES などです。ロケールの言語で表記されたロケール名を取得するには、GetLocaleDisplayName 関数を使用します。この関数は、portugus (Brasil)、catal (Espanya) などを返します。

この関数により、ColdFusion MX に対してロケール値が設定されるかどうかが決まります。ロケール値の設定には SetLocale 関数を使用します。

  • ColdFusion MX ロケール値が存在する場合、関数がその値を返します。
  • ColdFusion MX ロケールが明示的に設定されていない場合、ColdFusion では、ColdFusion がサポートしているロケール値の中に ColdFusion サーバーのオペレーティングシステムのデフォルトのロケール値があるかどうかが確認されます (デフォルトのロケールは、ユーザー環境変数 user.language および user.region に保管されています)。
  • デフォルトのロケール値がサポートされていない場合、GetLocale は English (US) を返します。ColdFusion は JVM のロケールにこの値を設定します。この値は、サーバーを再起動するか、SetLocale 関数を使って値をリセットするまで保持されます。

メモ: ColdFusion の起動時には、サポートされているロケール値が変数 Server.ColdFusion.SupportedLocales に格納されます。ColdFusion MX は、Java ランタイム環境でサポートされるロケールをサポートします。SupportedLocales 値には、サポートされているロケールの Java 名、および ColdFusion MX 7 リリース前の ColdFusion MX が使用していた対応ロケール名がリストされます。

詳細については、『ColdFusion MX 開発ガイド』の第17章の「グローバル化アプリケーションの開発」 の「ロケール」を参照してください。

 
<h3>例 : SetLocale と GetLocale の使用</h3>
<cfoutput>
   <!--- 新規リクエストごとに、ロケールを JVM ロケールにリセット --->
   初期ロケールの ColdFusion 名 : #GetLocale()#<br>
   <br>
   <!--- これはフォームが送信された場合にのみ実行します。 --->
   <cfif IsDefined("form.mylocale")>
      <b>ロケールを #form.mylocale# に変更</b><br>
      <br>
      <!--- ロケールを送信された値に設定し、古い ColdFusion ロケール名を保存します。  --->
      <cfset oldlocale=SetLocale("#form.mylocale#")>
      <!--- 現在のロケールを取得します。ロケールは変更されているはずです。 --->
      新しいロケール : #GetLocale()#<br>
   </cfif>

   <!--- 自動送信フォームで新しいロケールを選択します。 --->
   <cfform>
      <h3>新しいロケールを選択してください :</h3>
      <cfselect name="mylocale">
         <!--- 変数 server.coldfusion.supportedlocales は
               サポートされるすべてのロケール名のリストです。リスト cfloop タグを使用して、
               リスト内のそれぞれの名前の HTML オプションタグを作成します。 --->
         <cfloop index="i" list="#server.coldfusion.supportedlocales#">
            <option value="#i#">#i#</option>
         </cfloop>
      </cfselect><br>
      <br>
      <cfinput type="submit" name="submitit" value="Change Locale">
   </cfform>
</cfoutput>