読みの難しい漢字や固有名詞を使用していませんか? | |
JIS 5.9 d); | |
概要
Webページの文章中に、Webサイトの想定する利用者にとっては読みが難しいと考えられる漢字や固有名詞が使われていないことを確認してください。もし、使われている場合は、読みの平易な言葉に置き換えるか、あるいはその漢字や固有名詞がこのWebページで初めて出てくるときに何らかの形で読みがなを提供してください。 |
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修正/チェック方法
Webページで漢字や固有名詞などを使用していて、それがWebサイトの想定する利用者にとって読みが難しいと考えられる場合は、平易な言葉遣いに置き換えてください。もし、それができない場合は、以下に挙げるような方法で、このWebページで初めて出てくるときに何らかの形で読みがなを提供してください。
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修正/チェックのポイント
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JIS関連項目
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解説
Webコンテンツの読みやすさを決定する要因の1つに、言葉遣いの分かりやすさがあります。基本的に、ユーザーにとって馴染みのない言葉が多く使われていればいるほど、そのコンテンツは分かりにくく、また読みにくいものになる傾向があります。 ユーザーにとって馴染みのない言葉の1つに、読みの難しい漢字や固有名詞があります。Webコンテンツに、そういった漢字や固有名詞があると、それだけで分かりにくいと感じてしまうユーザーがいます。ただし、すでに私たちの日常生活の中でよく使われている漢字や固有名詞でも個人差が当然あるので、その判断基準が定めづらいのも事実です。 その漢字の読みが難しいかどうかを判断する目安として、以下のものが考えられます。例えば、以下の全てに該当する場合は、読みが比較的難しくない漢字であると判断してもよいかもしれません。
固有名詞の場合は、漢字自体は平易であっても、その読み方が一般には馴染みのないというケースもあります。特に、人名、地名や商品名などに多く見られ、これらはユーザーに正しい読み方を伝える必要性も高いことが多いでしょう。また、音声ブラウザやスクリーンリーダーでも正確に読み上げられるように配慮したいケースも多いはずです。 JIS X 8341-3 の 5.9 d) の本文の冒頭に、"想定する利用者にとって" という一節があることに注目してください。同じ漢字や固有名詞であっても、そのWebサイトのコンテンツの特性や対象としているユーザー層などによって、多くのユーザーにとって馴染みがある場合もあれば、その逆にあまり馴染みのない場合もあります。そこで、それが読みづらいかどうかの判断基準に関しては、そのWebサイトの運営者に委ねられているのです。 そのWebサイトの想定する利用者にとって読みが難しいと考えられる漢字や固有名詞であっても、それを使用しなくてはならない場合には、Webページでその言葉が初めて出てくるときに、その読みがなを提供しなくてはなりません。 |
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JIS X 8341-3について
JIS X 8341-3 の内容は、以下のサイトにて規格番号「X8341-3」で検索して、規格票をご覧ください。
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