inputNN 6 IE 4 DOM 1

input オブジェクトは input 要素に対応するオブジェクトです。Netscape Navigator でこの HTML 要素が完全に公開されるようになったのはバージョン 6 からですが、これらフォームコントロールの一部のプロパティやメソッドは、バージョン 2 の頃から利用可能でした。

 

W3C DOM の仕様では、プロパティが必ずしも適用されない場合 (たとえば、テキストタイプの input 要素の checked プロパティなど) も含め、すべての input 要素オブジェクトが同じプロパティを共有しています。ここで行う input タイプの説明では、混同を避けるため、特定の input タイプに直接適用されるプロパティのみを取り上げます。個々の input オブジェクトタイプについては、buttoncheckboxfileUploadhiddenimagepasswordradioresetsubmit、および text の各項を参照してください。

 

このオブジェクト固有アイテムのリストに示していないいくつかのプロパティやメソッドについては、特に説明しておく必要があります。IE (特に Windows 版) の DOM 場合、accessKeydisabledtabIndex などのプロパティはほぼすべての HTML 要素に割り当てられています。W3C の DOM においては一般に、要素に対するこれらプロパティの割り当てはより制限的です。ただし、input 要素はこれらのプロパティの割り当て先として適切であり、Netscape 6 および IE 4 以降で完全に実装されています。同じことが、blur()click()focus() の各メソッドにも当てはまります。これらのメソッドについては、本章冒頭の共通のメソッドの説明を参照してください。

 

ここには、各 input タイプごとにイベントハンドラーを列記していますが、これらのイベントハンドラーは、最近のブラウザではすべての要素で共通となっています。開発にあたって下位互換性を考慮する必要がある場合には、以前からサポートされているイベントのうちどれが、どの input タイプで認識されるのかを正確に把握することが必要です。

filters[]NN なし IE 4 DOM なし

現在の要素に含まれるすべての filter オブジェクトの配列を返します。bdobodybuttondivfieldsetimginputmarqueertrubyspantabletdtextareath の各要素オブジェクトにのみ適用されます。参照の構文については、filter オブジェクトを参照してください。

 

filter オブジェクトへの参照の配列

 
既定値

長さ 0 の配列