色だけで情報を伝えていませんか?
米国508条 1194.22(c); WAI/ WCAG1.0 チェックポイント 2.1
 
 
概要

Webページで色が使用されていますが、このページの情報が色だけで伝えられていないことを確認してください。

 
 
チェック方法

たとえ、ユーザーが特定の色を識別できなくても、あるいは複数の色の違いを見分けることができなくても、ユーザーがそのWebページのコンテンツを理解して、ナビゲーションできることを確認してください。

以下にWebページの簡単なチェック方法を挙げます。

  • Webページをモノクロ画面で見て、コンテンツを利用してみる
  • Webページをモノクロで印刷してみる
  • Webページを読んで、"赤いボタンを押してください" というような表現を探す
 
 
解説

ユーザーが色を識別できないシチュエーションは多くあります。例えば、以下のようなケースが挙げられます。

  • Webページでの背景色あるいは前景色の選択に問題がある
  • ユーザーがテキストブラウザを使用している
  • ユーザーが音声ブラウザの読み上げを聞いている
  • ユーザーがPDAあるいは携帯電話のモノクロ画面を使用している
  • ユーザーの色覚に特性がある
  • ユーザーの視力が弱い、あるいはユーザーが全盲である

Webページ上の色は、装飾あるいはグラフィック上の効果のためだけに用いられるべきです。情報を伝達するために色だけを単独で用いるべきではありません。