サイト全体の中での現在位置を示していますか? | |
JIS 5.2 g); | |
概要
Webページにサイト全体の中での現在位置が示されているかどうかを確認する必要があります。 |
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修正/チェック方法
パンくずリストなどを用いて、そのWebページがそのサイト内でどこに位置するのかをユーザーに分かりやすく示していることを確認してください。 |
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修正/チェックのポイント
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JIS関連項目
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解説
ユーザーがそのWebページを利用しているときには、様々なシチュエーションが考えられます。例えば、何かの事情によって作業を一時中断してから再開したとき、それまでの状況を思い起こすためにそのWebページがサイト全体の構造の中でどこに位置するのかを確認したいことがあります。そして、自分の現在位置が把握できないことで、作業を継続できなくなってしまうといったこともありえます。 また、多くのユーザーは、Webを利用する際には検索エンジンを使用しています。その際、そのページだけでユーザーの目的が達成されれば別ですが、そうでない場合は、そのWebページを起点としてサイト内を移動するために、そのWebページがそのWebサイト全体の中でどこに位置するのかを把握できれば、ユーザーは効率よくそのサイト内を移動することができます。ユーザーの多くは、そのWebサイトのHOMEページからそのサイト内に入っていくわけではないということも念頭に置いておく必要があります。 Webサイト内でのそのWebページの現在位置を示す方法としてよく知られているものに、いわゆるパンくずリストがあります。これは、サイトのHOMEページを起点として、各階層へのリンクを ">" で階層と階層の間をつないだツリー構造で示す手法で、別名トピックパスともいいます。特に大規模なWebサイトなどでは、ユーザーがWebサイト内での現在位置を見失わないようにするためによく使われているものです。"パンくずリスト" という名前は、童話の「ヘンゼルとグレーテル」で、主人公が森で迷子にならないように通り道にパンくずを置きながら歩いた、という話に由来しています。 もちろん、手法は "パンくずリスト" に限られるわけではなく、またどのようなWebページにも必ずパンくずリストが必要である、というわけでもありません。どのような手法であれ、そのWebページ内にサイト全体の中での現在位置をユーザーに分かりやすく示すことがポイントです。 |
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JIS X 8341-3について
JIS X 8341-3 の内容は、以下のサイトにて規格番号「X8341-3」で検索して、規格票をご覧ください。
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