リストがテーブルでレイアウトされています | |
WAI / WCAG 1.0 優先度2 チェックポイント 3.6 | |
概要 Webページに、スペーサーではなく、かつテーブルでレイアウトされたリスト項目(箇条書き)のビュレットとして使われている同一のイメージが少なくとも2つ以上あります。 |
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チェック方法
このWebページで使用されているイメージがリスト項目のビュレットとして使われているかどうかをチェックしてください。もし、ビュレットとして使われているのであれば、テーブルとイメージを正しいマークアップに置き換えてください。テーブルではなく、リストのタグを用いて、リストにある各項目を(li要素、あるいはdd要素とdt要素)でマークアップしてください。 番号なしリストには ul要素、番号(順序)付きリストにはol要素、定義リストにはdl要素を用いてください。リストは、例えば、ol要素内のli要素の中にul要素を用いるなどして、さまざまな方法で入れ子構造にすることができます。また、適切なCSSプロパティ(list-style)を用いて、ビュレットの記号を変更することも可能です。 より詳細な情報は、 &w3c_html_tech; [&url_w3c_html_tech;#lists] を参照してください。 |
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解説 コンテンツのアイテムの入れ子構造を示すために視覚的な表現(例えば、インデント)が用いられているときは、画面で二次元的な表現を見ることのできないユーザーにはそういった視覚的な表現が伝わらないということに必ず注意しなくてはいけません。例えば、視覚障害や全盲のユーザー、および電話のボイスブラウザあるいは小さいPDA画面のようなノングラフィカルなブラウザを使用しているユーザーなどが挙げられます。 それゆえ、そのような重要な箇所には(X)HTMLの構造を示すマークアップを適切に用いることが重要なのです。スクリーンリーダーあるいは音声ブラウザのユーザーは、もしリストが正しくコーディングされていれば、入れ子構造になったリストの階層構造を把握することができます。そして、ある特定のリスト項目にダイレクトに移動することも可能です。 もし、番号付きリストが入れ子構造になっているのであれば、リストの行頭にある番号がその入れ子構造を示す情報を持っていることを確認してください。例えば、第2階層にあたるリストの行頭には、1.1, 1.2 ... あるいは 1.a, 1.b, というような番号が付いているべきです。ユーザーは自由に移動することができるので、こういった入れ子構造を示す情報を持たせることの目的は、あるリスト項目が読み上げられたときに、可能性としては前後関係が無視されることもあるので、ユーザーがリスト全体の中でどの部分のどのリスト項目が読み上げられているのかを理解できるようにすることです。 もし、例えば、1, 2, 3,のように、リスト項目に同じ番号が複数付けられていたら、ユーザーはそれらのリスト項目が読み上げられたときに区別が付かなくなってしまうでしょう。 |