input (type="password") | NN 2 IE 3 DOM 1 | |||||||||||||||||||||||||||||||
password オブジェクトは、type 属性が "password" に設定されている input 要素で作成されるフォームコントロールです。このオブジェクトはテキスト入力オブジェクトに似ていますが、プライバシー保護のため、ユーザーによってテキストボックスに入力されたテキストがアスタリスクや記号に変換される点が異なります。 |
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相当する HTML コード | ||||||||||||||||||||||||||||||||
<input type="password"> |
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オブジェクト参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
[window.]document.formName.elementName [window.]document.forms[i].elements[i] [window.]document.getElementById("elementID") |
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オブジェクト固有のプロパティ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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オブジェクト固有のメソッド | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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オブジェクト固有のイベントハンドラープロパティ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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dataFld | NN なし IE 4 DOM なし |
読み書き | |
IE のデータバインディングと共に使用して、リモートデータソースの列名を passwrod オブジェクトの value プロパティに関連付けます。この要素には datasrc 属性も設定する必要があります。dataFld と dataSrc の両方のプロパティに空の文字列を設定すると、要素とデータソースのバインディングが壊れます。Macintosh 版 IE 5 ではテキストファイルのデータソースに対してのみ機能します。 |
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例 | |
document.myForm.myPassword.dataFld = "userWurd"; |
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値 | |
データソースの列の識別子。大文字と小文字は区別されます。 |
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既定値 | |
なし |
dataSrc | NN なし IE 4 DOM なし |
読み書き | |
IE のデータバインディングと共に使用して、リモートデータアクセス用にデータソースオブジェクトを読み込むページの object 要素の ID を示します。データソースからのコンテンツは datafld 属性によって設定されます。dataFld と dataSrc の両方のプロパティに空の文字列を設定すると、要素とデータソースのバインディングが壊れます。Macintosh 版 IE 5 ではテキストファイルのデータソースに対してのみ機能します。 |
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例 | |
document.myForm.myPassword.dataSrc = "#DBSRC3"; |
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値 | |
データソースの識別子。大文字と小文字は区別されます。 |
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既定値 | |
なし |
defaultValue | NN 2 IE 3 DOM 1 |
読み取り専用 | |
value 属性で設定されている、パスワード入力要素の既定のテキストを示します。 |
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例 | |
var pwObj = document.forms[0].myPassword; if (pwObj.value != pwObj.defaultValue ) { // process user-entered password } |
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値 | |
文字列 |
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既定値 | |
なし |
form | NN 2 IE 3 DOM 1 |
読み取り専用 | |
現在の要素が入っている form 要素への参照を返します。この要素からイベントを処理する場合は、イベントハンドラー関数がイベントオブジェクトの target または srcElement プロパティとして input 要素に自動的にアクセスします。form プロパティを読み取ることにより、スクリプトで同じフォーム内の他のコントロールに簡単にアクセスできるようになります。 |
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例 | |
var theForm = evt.srcElement.form; |
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値 | |
form 要素オブジェクトへの参照 |
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既定値 | |
なし |
maxLength | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
パスワードフィールドタイプの input 要素に入力できる最大文字数を示します。実際は、入力文字数が maxLength の値を超えた場合はブラウザが音を鳴らすなどしてユーザーに警告を発します。maxLength プロパティと size プロパティには直接の比例関係はありません。maxLength の文字数が要素の指定された幅に収まらない場合、ユーザーがフィールドの入力と編集ができるようにブラウザが自動的に横方向のスクロールを提供します。 |
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例 | |
document.entryForm.myPassword.maxLength = 35; |
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値 | |
整数 |
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既定値 | |
無制限 |
name | NN 2 IE 3 DOM 1 |
読み書き | |
フォームコントロールに関連付けられた識別子です。このプロパティの値は、フォームがサーバーに送信される際に「名前/値」のペアの「名前」の部分として送信されます。コントロールのラベルはコントロールタイプ別に他の方法で設定されるため、名前はユーザーには表示されません。フォームコントロールの名前は、オブジェクトへのスクリプト参照でも使用できます。最近の規格では id 属性の方が推奨されていますが、多くのブラウザでは現在も、コントロールの値を送信するために、フォームコントロールに name 属性を設定する必要があります。 |
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例 | |
document.orderForm.myPassword.name = "pw"; |
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値 | |
識別子の命名規則に従った文字列。大文字と小文字は区別されます。識別子には空白スペースは使用できず、1 文字目に数字は使用できません。アンダースコア以外の句読点の使用は避けてください。 |
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既定値 | |
なし |
readOnly | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み取り専用 | |
ユーザーがそのページでフォーム要素を編集できるかどうかを示します。readOnly プロパティが true のフォームコントロールはスクリプトによって編集できますが、ユーザーが編集することはできません。 |
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例 | |
if (document.forms[0].myPassword.readOnly ) { ... }; |
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値 | |
true または false のブール値 |
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既定値 | |
false |
selectionEnd、selectionStart | NN 6 IE なし DOM なし |
読み書き | |
selectionEnd プロパティと selectionStart プロパティは Netscape 6 に実装されている便利なプロパティです。テキスト用の入力要素内にあるテキストの選択部分の終了点をスクリプトで取得または設定できます。値は 0 から始まる整数であり、フィールドに入力されているテキストの開始文字と終了文字の位置を表します。両方のプロパティの値が同じである場合、選択部分はテキスト挿入ポイントになります。たとえば、カーソルをテキストボックスの末尾に置くには、これらの 2 つの値を要素のテキスト長に設定します。textLength プロパティを参照してください。Internet Explorer でこれと同等の機能を実現するには、要素内に IE のテキスト範囲を作成し、範囲の終了点を調整しながら、範囲を選択する必要があります。TextRange オブジェクトを参照してください。 |
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例 | |
var elem = document.forms[0].myPassword; elem.selectionEnd = elem.textLength; elem.selectionStart = elem.textLength; |
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値 | |
正の整数 |
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既定値 | |
なし |
size | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
基本的にはこのプロパティは入力ボックスの幅を文字数で示します。実際には、これは password オブジェクトであるため、すべての文字が同じ場合にでさえもブラウザは必ずしも適切な幅を予測できません。詳細については、第 8 章の input 要素の size 属性を参照してください。このオブジェクトでは size プロパティと maxLength プロパティとの間にインタラクションはありません。 |
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例 | |
document.forms[0].myPassword.size = 12; |
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値 | |
整数 |
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既定値 | |
20 |
textLength | NN 6 IE なし DOM なし |
読み取り専用 | |
Netscape 6 に実装されている textLength は、テキストフィールドに入力されているテキストの長さを返す便利なプロパティです。このプロパティの値は、value プロパティに設定された長さと同じです。 |
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例 | |
var elem = document.forms[0].myPassword; elem.selectionEnd = elem.textLength; elem.selectionStart = elem.textLength; |
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値 | |
正の整数 |
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既定値 | |
なし |
type | NN 3 IE 4 DOM 1 |
読み取り専用 | |
フォームコントロール要素のタイプを返します。値はすべて小文字で返されます。行う処理によっては、特定のタイプを検索するためにすべてのフォーム要素を調べる必要があります。たとえば、"text" タイプのフォームコントロールをすべてクリアにし、他のタイプのコントロールはそのままにする場合などがこれに該当します。 |
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例 | |
if (document.forms[0].elements[3].type == "password") { // process password input type here } |
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値 | |
button、checkbox、file、hidden、image、password、radio、reset、select-multiple、select-one、submit、text、textarea のいずれかの定数を示す文字列 |
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既定値 | |
password |
value | NN 2 IE 3 DOM 1 |
読み書き | |
要素の「名前/値」のペアとして送信される、フォームコントロールに関連付けられている現在の値を示します。値はすべて文字列です。ブラウザは、ユーザーによって実際に入力された文字を返すので (Navigator 2 を除く)、入力されたパスワードを抽出して、送信前にさらに処理 (cookie への保存など) を行うことができます。 |
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例 | |
document.forms[0].myPassword.value = "franken"; |
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値 | |
文字列 |
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既定値 | |
なし |
createTextRange() | NN なし IE 4(Win) DOM なし |
フィールドの値のテキストを格納する TextRange オブジェクトを作成します。詳細については、TextRange オブジェクトを参照してください。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
TextRange オブジェクト |
handleEvent[] | NN |4| IE なし DOM なし |
handleEvent(event) | |
メソッドへのパラメータとして指定されたイベントを受け入れ、処理するようにオブジェクトに指示します。指定のイベントを処理するには、オブジェクトが適切なタイプのイベントハンドラーを持っている必要があります。Navigator 4 にのみ実装されています。 |
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パラメータ | |
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戻り値 | |
なし |
select() | NN 2 IE 3 DOM 1 |
フォーム要素に表示されるテキストをすべて選択します。通常、このメソッドを呼び出す前に要素がフォーカスを取得している必要があります。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
なし |