<HTML> | NN すべて IE すべて HTML すべて | ||
<HTML>...</HTML> | HTML 終了タグ : オプション | ||
html 要素は、head 要素を含む、ドキュメントコンテンツ全体のコンテナです。一般的に、html 要素の開始タグは HTML ファイルの 2 行めにあり、その次にドキュメントタイプ定義 (DTD) ステートメントがきます。本章の DOCTYPE 要素を参照してください。ファイルに DTD がない場合には (この場合ブラウザのデフォルト DTD が使用されます)、html 開始タグがファイルの最初の行になり、終了タグはファイルの最後の行に置かれます。ただし、この要素だけで独立した行でなくても構いません。 html 要素はそれ自体が表示されるわけではなく、純粋な W3C 準拠の環境でドキュメントのルート配置コンテキストになります。これは Netscape 6 と IE 6 に適用されます。ただし IE 6 に適用されるのは、ドキュメントの先頭に特定の DOCTYPE 定義がある場合のみです。それ以外の Windows 版 IE (IE 4 ~ IE 5.5) では、body 要素がルート配置コンテキストとして処理されます。body 要素のマージン、ボーダー、または余白を指定しない場合、その違いはわかりません。 HTML 4 および XHTML 標準では id、class、および style 属性は明示的にサポートされていませんが、最近の DHTML ブラウザではこれらの属性はサポートされています。 |
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例 | |||
<HTML> <HEAD> ... </HEAD> <BODY> ... </BODY> </HTML> |
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要素固有の属性 | |||
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要素固有のイベントハンドラー属性 | |||
なし |
lang | NN 3 IE 4 HTML 4 |
lang="languageCode" | オプション |
要素の属性値およびコンテンツに使用される言語。ブラウザはこの情報を使用して、合字 (特定のフォントでサポートされたり、書き言葉で必要になった場合)、疑問符、およびハイフネーションの処理などの詳細に関して、コンテンツの適切な表示を行います。その他のアプリケーションや検索エンジンでは、スペルチェック辞書の選択やインデックスの作成にこの情報を利用する場合があります。 |
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例 | |
<SPAN lang="de">Deutsche Bundesbahn</SPAN> |
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値 | |
大文字と小文字を区別しない言語コード |
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既定値 | |
ブラウザの既定値 |
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オブジェクト参照 | |
[window.]document.getElementById(elementID).lang
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scroll | NN なし IE 6 HTML なし |
scroll="featureSwitch" | オプション |
IE 6 が標準準拠モード (本章の DOCTYPE 要素を参照) である場合、IE 6 は html 要素をドキュメントコンテンツを描画する "キャンバス" と見なします。デフォルトでは、コンテンツがウィンドウのコンテンツ領域からはみ出す場合、このキャンバスにはスクロールバーが表示されます。html 要素の scroll 属性を設定することによって、はみ出している状態に関係なく、スクロールバーの表示を制御できます (有効/無効を切り替えることができます)。作成するページが古いバージョンの Windows 版 IE にも読み込まれる場合は、古いバージョンの "キャンバス" である body 要素に同じ属性を設定します。 |
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例 | |
<HTML scroll="no">...</HTML> |
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値 | |
文字列定数値 : auto | no | yes |
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既定値 | |
auto |
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オブジェクト参照 | |
[window.]document.getElementById(elementID).scroll
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title | NN 6 IE 3 HTML 3.2 |
title="advisoryText" | オプション |
要素の助言的な説明をします。ページ上で表示可能なコンテンツを生成する HTML 要素について、IE 4 以降および Netscape 6 では、要素にカーソルをしばらく置くと title 属性のコンテンツがツールヒントとして表示されます。たとえば、テーブル関連の col 要素はコンテンツを表示しないので、その title 属性は単なる情報に過ぎません。テーブル内でツールヒントを生成するには、title 属性を table、tr、th、または td などの要素に対して指定します。 ツールヒントのフォントおよび色のプロパティは、ブラウザによって決定され、スクリプトでは変更できません。Windows 版 IE ではツールヒントは標準の小さい黄色の四角形で、Macintosh では Mac OS のバルーンヘルプシステムの方法による吹き出しのイメージで表示されます。Netscape 6 のツールヒントは、すべての OS バージョンに共通の小さな四角形です。属性を指定しないとツールヒントは表示されません。 この属性には自由に説明のテキストを指定できます。ただし、必ず表示されるものではないので、重要な情報をここには指定しないでください。Web のアクセシビリティの条件を満たすように設計されたブラウザでは、この属性の情報を使用して、視覚に障害のある Web サーファー向けにリンク要素やテキスト以外の要素に関する情報を読み上げることができます。したがって、ページ上の要素の目的を説明するのに便利な、この潜在的な機能を利用するようにしてください。 この属性の互換性リストは Internet Explorer 3 および HTML 3.2 から始まっていますが、IE 4 および HTML 4.0 以降、新たに多くの要素にこの属性が割り当てられています。 |
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例 | |
<SPAN title="United States of America">U.S.A.</SPAN> |
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値 | |
文字列。文字列は一重または二重引用符で囲む必要があります。 |
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既定値 | |
なし |
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オブジェクト参照 | |
[window.]document.getElementById(elementID).title
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version | NN 6 IE 6 HTML 3.2 |
version="string" | オプション |
version 属性は HTML 4 では使用が推奨されておらず、主要なブラウザに採用されたことはありませんでした。その後、標準準拠を求めるブラウザのメーカーがこの発展性のない属性を導入するようになっています。元々は、ドキュメントによってサポートされる HTML DTD のバージョンを指定することを目的にしていましたが、通常、この情報はドキュメント内の html 要素の上にある個別の DTD ステートメント (DOCTYPE 要素内) に記述されます。この属性は使用しないでください。 |
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値 | |
文字列。文字列は一重または二重引用符で囲む必要があります。 |
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既定値 | |
なし |
xmlns | NN なし IE 5 HTML 3.2 |
xmlns="namespaceSpec" | オプション |
この W3C の属性とその固定 URI 値はすべての XHTML ドキュメントの html 要素内で設定する必要があります。Microsoft では、この属性を使用して Windows 版 IE 5 以降で HTML 以外のソースに含まれる要素を参照できるようにしています。たとえば、任意の要素に適用できる汎用外部スクリプトモジュールなど、Microsoft によるビヘイビアの実装を参照できます。 |
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値 | |
XHTML の場合は、固定 URI 文字列 http://www.w3.org/1999/xhtml です。IE 5 以降の名前空間の参照の場合は、接頭辞名 (組み込みビヘイビアの場合は MSIE)、または接頭辞とその追加識別子として機能する URI です。区切り文字にはコロンを使用します。 |
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既定値 | |
なし |