<xsl:include>  
他の XSLT スタイルシートを含めることができます。この要素を使用すると、共通の変換を個別のスタイルシートに保管し、そのスタイルシートのテンプレートをいつでも含めることができます。<xsl:import> とは異なり、<xsl:include> で含まれるすべてのテンプレートは、スタイルシートに含まれるテンプレートと優先順位が同じになります。また、その他の相違点として、<xsl:include> はスタイルシートの任意の場所に指定できますが、<xsl:import> はスタイルシートの先頭に指定する必要があります。
 
カテゴリ

トップレベル要素

 
必須の属性
href
含まれるスタイルシートの URI を定義します。

 
省略可能な属性

なし。

 
コンテンツ

なし。<xsl:include> は空の要素です。

 
指定先

<xsl:include> は、トップレベル要素であり、<xsl:stylesheet> の子としてのみ使用できます。

 
定義先

XSLT 2.6.1 節「Stylesheet Inclusion」

 

<xsl:include> 要素は、スタイルシートを分割するのに適しています。多くの場合、スタイルシートを分割すると再利用しやすくなります。ケーススタディ (第 9 章 を参照) では、特定の用途を持つテンプレートを含むさまざまなスタイルシートを示しています。<xsl:include> 要素の使用例は次のとおりです。

<xsl:include href="toot-o-matic-variables.xsl"/>

<xsl:include href="xslt-utilities.xsl"/>
<xsl:include href="dw-style.xsl"/>

<xsl:include href="build-main-index.xsl"/>
<xsl:include href="build-section-indexes.xsl"/>
<xsl:include href="build-individual-panels.xsl"/>
<xsl:include href="build-graphics.xsl"/>
<xsl:include href="build-pdf-file.xsl"/>
<xsl:include href="build-zip-file.xsl"/>

スタイルシートをこのように分割することにより、デバッグも簡単に行えるようになります。この例では、PDF ファイルを作成するためのすべての規則が build-pdf-file.xsl に含まれています。PDF ファイルが正しく作成されない場合は、build-pdf-file.xsl が原因であることが考えられます。生成される HTML ページのすべての表示要素は、スタイルシート dw-style.xsl によって作成されます。すべての HTML ページの表示を変更する必要がある場合は、dw-style.xsl のテンプレートを変更します。