MathNN 2 IE 3 ECMA 1

Math オブジェクトは、数学定数値や (ほとんどは三角法) 演算のライブラリとして静的オブジェクトフォームでのみ使用されます。よって、コンストラクタ関数はありません。Math オブジェクトのプロパティは定数値で、メソッドは値に対する算術演算を反映した数値を返します。メソッドの呼び出し時に元の値は変更されません。

 

Math オブジェクトプロパティまたはメソッドを実行する場合、構文は次のようになります。

Math.propertyName
Math.method(param1[, param2])
 
Math.propertyName
Math.method(param1[, param2])
 

スクリプトステートメントにおいて、Math オブジェクトの最初の文字が大文字の "M" であることに注意してください。Math オブジェクトに関連するすべての式は数値を返します。

 
プロパティ
 
E
LN10
LN2
LOG10E
LOG2E
PI
SQRT1_2
SQRT2
 
メソッド
 
abs()acos()asin()atan()atan2()ceil()
cos()exp()floor()log()max()min()
pow()random()round()sin()sqrt()tan()
 
ENN 2 IE 3 ECMA 1

読み取り専用

オイラーの定数を返します。

 
 
var num = Math.E;
 

2.718281828459045

 
LN2NN 2 IE 3 ECMA 1

読み取り専用

2 の自然対数を返します。

 
 
var num = Math.LN2;
 

0.6931471805599453

 
LN10NN 2 IE 3 ECMA 1

読み取り専用

10 の自然対数を返します。

 
 
var num = Math.LN10;
 

2.302585092994046

 
LOG2ENN 2 IE 3 ECMA 1

読み取り専用

2 を底としたオイラーの定数の対数を返します。

 
 
var num = Math.LOG2E;
 

1.4426950408889634

 
LOG10ENN 2 IE 3 ECMA 1

読み取り専用

10 を底としたオイラーの定数の対数を返します。

 
 
var num = Math.LOG10E;
 

0.4342944819032518

 
PINN 2 IE 3 ECMA 1

読み取り専用

π の値を返します。

 
 
var num = Math.PI;
 

3.141592653589793

 
SQRT1_2NN 2 IE 3 ECMA 1

読み取り専用

0.5 の平方根を返します。

 
 
var num = Math.SQRT1_2;
 

0.7071067811865476

 
SQRT2NN 2 IE 3 ECMA 1

読み取り専用

2 の平方根を返します。

 
 
var num = Math.SQRT2;
 

1.4142135623730951

 
abs()NN 2 IE 3 ECMA 1

abs(number)

パラメータとして渡された数の絶対値を返します。

 
戻り値

正の数またはゼロ

 
パラメータ
 
  • number
      あらゆる数
 
acos()NN 2 IE 3 ECMA 1

acos(number)

パラメータとして渡された数の逆余弦 (単位はラジアン) を返します。

 
戻り値

数値

 
パラメータ
 
  • number
      -1 ~ 1 の間の数
 
asin()NN 2 IE 3 ECMA 1

asin(number)

パラメータとして渡された数の逆正弦 (単位はラジアン) を返します。

 
戻り値

数値

 
パラメータ
 
  • number
      -1 ~ 1 の間の数
 
atan()NN 2 IE 3 ECMA 1

atan(number)

パラメータとして渡された数の逆正接 (単位はラジアン) を返します。

 
戻り値

数値

 
パラメータ
 
  • number
      負の無限大から無限大までのあらゆる数
 
atan2()NN 2 IE 4 ECMA 1

atan2(x, y)

座標 x、y の角度をラジアン単位で返します。

 
戻り値

- ~ の間の数値

 
パラメータ
 
  • x
      あらゆる数
  • y
      あらゆる数
 
ceil()NN 2 IE 3 ECMA 1

ceil(number)

パラメータとして渡された数以上の、次の整数を返します。

 
戻り値

整数値

 
パラメータ
 
  • number
      あらゆる数
 
cos()NN 2 IE 3 ECMA 1

cos(number)

パラメータとして渡された数の余弦を返します。

 
戻り値

数値

 
パラメータ
 
  • number
      あらゆる数
 
exp()NN 2 IE 3 ECMA 1

exp(number)

オイラーの定数を、パラメータとして渡された数だけ累乗した値を返します。

 
戻り値

数値

 
パラメータ
 
  • number
      あらゆる数
 
floor()NN 2 IE 3 ECMA 1

floor(number)

パラメータとして渡された数以下の、次の整数を返します。

 
戻り値

整数値

 
パラメータ
 
  • number
      あらゆる数
 
log()NN 2 IE 3 ECMA 1

log(number)

e を底とした、パラメータとして渡された数の自然対数を返します。

 
戻り値

数値

 
パラメータ
 
  • number
      あらゆる数
 
max()NN 2 IE 3 ECMA 1

max(number1, number2)

2 つのパラメータのうち、大きい方を返します。

 
戻り値

数値

 
パラメータ
 
  • number1
      あらゆる数
  • number2
      あらゆる数
 
min()NN 2 IE 3 ECMA 1

min(number1, number2)

2 つのパラメータのうち、小さい値を返します。

 
戻り値

数値

 
パラメータ
 
  • number1
      あらゆる数
  • number2
      あらゆる数
 
pow()NN 2 IE 3 ECMA 1

pow(number1, number2)

最初のパラメータを 2 番目のパラメータで累乗した値を返します。

 
戻り値

数値

 
パラメータ
 
  • number1
      あらゆる数
  • number2
      あらゆる数
 
random()NN 2 IE 3 ECMA 1

0 以上、1 未満の擬似乱数を返します。ゼロとある最高値の間の乱数を計算するには、次の式を使用します。

Math.floor(Math.random( ) * (n+1))
 
Math.floor(Math.random() * n)
 

n は、許容範囲内の最高値です。ゼロ以外から始まる範囲間の整数の擬似乱数を計算するには次の式を使用します。

Math.floor(Math.random( ) * n - m + 1) + m
 
Math.floor(Math.random() * n - m + 1) + m
 

m は許容範囲内の一番低い整数を示し、n は範囲内の最高値に等しくなります。Math.random() メソッドは、Windows 版と Macintosh 版の Navigator 2 では機能しません。

 
戻り値

0 以上、1 未満の数値

 
パラメータ

なし

 
round()NN 2 IE 3 ECMA 1

round(number)

丸め規則に従った整数を返します。渡されたパラメータの値が x.5 以上の場合には、戻り値は x + 1 で、それ以外の場合には戻り値は x です。

 
戻り値

整数値

 
パラメータ
 
  • number
      あらゆる数
 
sin()NN 2 IE 3 ECMA 1

sin(number)

パラメータとして渡された数の正弦 (単位はラジアン) を返します。

 
戻り値

数値

 
パラメータ
 
  • number
      あらゆる数
 
sqrt()NN 2 IE 3 ECMA 1

sqrt(number)

パラメータとして渡された数の平方根を返します。

 
戻り値

数値

 
パラメータ
 
  • number
      あらゆる数
 
tan()NN 2 IE 3 ECMA 1

tan(number)

パラメータとして渡された数の正接 (単位はラジアン) を返します。

 
戻り値

数値

 
パラメータ
 
  • number
      負の無限大から無限大までのあらゆる数