<xsl:stylesheet>  
XSLT スタイルシートのルート要素。この要素は、互換性を維持するために XSLT の仕様に含まれている <xsl:transform> 要素と同一です。
 
カテゴリ

スタイルシート全体を含みます。

 
必須の属性
version
スタイルシートで必要な XSLT のバージョンを示します。XSLT バージョン 1.0 の場合、この値は常に " 1.0 " であることが要です。以降のバージョンの XSLT の仕様が定義されるときに、 version 属性の必須の値も定義されます。

xmlns:xsl
XSL 名前空間の URI を定義します。XSLT バージョン 1.0 の場合、この属性の値は http://www.w3.org/1999/XSL/Transform であることが必要です。ほとんどの XSLT プロセッサでは、 xmlns:xsl 宣言に適切な値が指定されていない場合に警告メッセージが表示されます。

 
省略可能な属性
id
このスタイルシートの ID を定義します。

extension-element-prefixes
  • 拡張要素を呼び出すために使用する名前空間の接頭辞を定義します。複数の名前空間の接頭辞は、空白スペースで区切ります。

  • exclude-result-prefixes
    出力ドキュメントに送信しない名前空間の接頭辞を定義します。複数の名前空間の接頭辞は、空白スペースで区切ります。

     
    コンテンツ

    この要素にはスタイルシート全体が含まれます。次の項目は、<xsl:stylesheet> の子として使用できます。

      <xsl:import>

      <xsl:include>

      <xsl:strip-space>

      <xsl:preserve-space>

      <xsl:output>

      <xsl:key>

      <xsl:decimal-format>

      <xsl:namespace-alias>

      <xsl:attribute-set>

      <xsl:variable>

      <xsl:param>

      <xsl:template>

     
    指定先

    なし。<xsl:stylesheet> はスタイルシート全体のルート要素です。

     
    定義先

    XSLT 2.2 節「スタイルシート要素」

     

    より詳細に説明するために、次に例を示します。例として、XML 1.0 の仕様の Hello World ドキュメントを使用します。

    <?xml version="1.0"?>
    <greeting>
      Hello, World!
    </greeting>

    ドキュメントを次のスタイルシートで変換します。

    <xsl:stylesheet xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform" version="1.0">
      <xsl:output method="html"/>
    
      <xsl:template match="/">
        <xsl:apply-templates select="greeting"/>
      </xsl:template>
      
      <xsl:template match="greeting">
        <html>
          <body>
            <h1>
              <xsl:value-of select="."/>
            </h1>
          </body>
        </html>
      </xsl:template>
    </xsl:stylesheet>

    このスタイルシートを使用してドキュメントを変換した結果は次のとおりです。

    <html>
    <body>
    <h1>
      Hello, World!
    </h1>
    </body>
    </html>