embed | NN 3 IE 4 DOM なし | |||||||||
embed オブジェクトは embed 要素に対応するオブジェクトです。最近のブラウザでは、embed オブジェクトよりも object 要素の方が主流ですが、Navigator 3 や Navigator 4、Windows 版 IE 4 などのスクリプトでは、embed 要素によりメディアプレーヤーを制御でき、サーバー上のメディアファイルへのこの要素のポインタを使って、そのファイルをページに読み込むことができます。メディアプレーヤーによって公開されているプロパティとメソッドは embed オブジェクトを通して使用されるため、スクリプトでこのオブジェクトを扱うことにより、スクリプトから制御できる機能が拡張されたように見えます。ここで示すプロパティは、外部のコントローラではなく要素オブジェクトによって、スクリプトに公開されるプロパティです。 |
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Macintosh 版 IE 5 では、embed オブジェクトの処理は object オブジェクトの処理に近づき、embed オブジェクトよりも object や applet に類似したプロパティが公開されています。ただし、バージョン 5.1 までの Macintosh 版 IE ではスクリプトで外部のプレーヤーやコントローラと通信できないため、この点はそれほど重要ではありません。 |
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相当する HTML コード | ||||||||||
<embed> |
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オブジェクト参照 | ||||||||||
[window.]document.getElementById("elementID")
[window.]document.embeds[i]
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オブジェクト固有のプロパティ | ||||||||||
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オブジェクト固有のメソッド | ||||||||||
なし |
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オブジェクト固有のイベントハンドラープロパティ | ||||||||||
なし |
align | NN なし IE 5(Win) DOM なし |
読み書き | |
すぐ外側のコンテナ内での要素の位置揃えを示します。設定する値によってこのプロパティのビヘイビアがどう変わるかについては、第 8 章の 8.1.5 項を参照してください。 |
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例 | |
document.getElementById("audioPlayer").align = "center"; |
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値 | |
absbottom、absmiddle、baseline、bottom、left、middle、right、texttop、top のいずれかの位置揃え定数 |
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既定値 | |
left |
height、width | NN 6 IE 4 DOM なし |
読み書き | |
タグの属性に設定されている要素の高さと幅をピクセル数で示します。この値を変更しても、読み込み後に表示されるアプレットの幅と高さが必ず変化するとは限りません。 |
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例 | |
var controllerHeight = document.embeds["audioPlayer"].height; |
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値 | |
整数 |
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既定値 | |
0 |
name | NN 6 IE 4 DOM なし |
読み書き (IE) | |
この要素のタグの name 属性の値に対応します。 |
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例 | |
document.embeds["myEmbed"].name = "tunes"; |
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値 | |
識別子の命名規則に従った識別子。大文字と小文字は区別されます。識別子には空白スペースは使用できず、1 文字目に数字は使用できません。アンダースコア以外の句読点の使用は避けてください。 |
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既定値 | |
なし |
palette | NN なし IE 4(Win) DOM なし |
読み取り専用 | |
embed オブジェクトの palette 属性の設定を返します。 |
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値 | |
文字列 |
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既定値 | |
なし |
pluginspage | NN なし IE 4(Win) DOM なし |
読み取り専用 | |
現在のオブジェクトの埋め込みデータを実行するためのプラグインをダウンロードおよびインストールする URL を示します。 |
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値 | |
絶対 URL または相対 URL を示す文字列 |
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既定値 | |
戻り値なし。ただし Internet Explorer は独自のプラグイン情報用 URL があります。 |
src | NN なし IE 4(Win) DOM なし |
読み書き | |
オブジェクトに関連付けられている外部コンテンツファイルの URL を示します。コントローラの中にはこの属性の変更に応答するものもありますが、コントローラに別のファイルを読み込むには、コントローラ固有の読み込みメソッドやプロパティを使った方が確実です。 |
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例 | |
document.embeds["myEmbed"].src = "tunes/dannyboy.wav"; |
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値 | |
絶対 URL または相対 URL を示す文字列 |
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既定値 | |
なし |
type | NN 6 IE なし DOM なし |
読み取り専用 | |
要素の type 属性に設定された外部データの MIME タイプを示します。 |
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例 | |
var dataMIME = document.embeds["myEmbed"].type; |
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値 | |
前向きのスラッシュで区切ったタイプとサブタイプ部分を含む引用文字列としての有効な MIME タイプ名 |
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既定値 | |
なし |
units | NN なし IE 4(Win) DOM なし |
読み書き | |
要素の高さと幅の単位を示します。Internet Explorer では通常すべての設定をピクセルとして処理します。 |
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例 | |
document.getElementById("myEmbed").units = "ems"; |
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値 | |
pixels、px、em のいずれかの定数を示す文字列。大文字と小文字は区別されません。 |
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既定値 | |
pixels |
width | |
height を参照してください。 |
accessKey | NN なし IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
要素にフォーカスを移動するため (一部のブラウザ)、またはフォームコントロールやリンクアクションをアクティブにするための単一の文字キーです。リンクをアクティブにするためにアクセスキーと一緒に修飾キー (Ctrl、Alt、または Command) を押す必要があるかどうかは、使用するブラウザと OS によって決まります。Windows 版 IE 5 以降および Netscape 6 では、Alt キーを押す必要があり、文字キーの大文字と小文字は区別されません。Macintosh 版 IE 5 以降および Netscape 6 では、アクションを実行するには Ctrl キーを押す必要があります。 |
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広く使用されている共通プロパティとしてここに記載されていますが、厳密にはすべての実装に当てはまるわけではありません。Netscape 6 (W3C DOM の場合) では、このプロパティが認識される要素は、a、area、button、input、label、legend、および textarea だけです。IE 4 では、これに applet、body、div、embed、isindex、marquee、object、select、span、table、および td が追加されています。ただし、label および legend は削除されました。IE 5 では、他のすべての表示可能な要素が追加されていますが、注意が必要です。input 要素とその他のフォーム関連要素の場合を除き、IE 5 以降ではアクセラレータキーの組み合わせで要素にフォーカスを移動するには、要素に tabindex 属性および tabIndex プロパティ値も (すべての値が 0 の場合でも) 指定する必要があります。Netscape では現在のバージョン 7 で、スクリプトによってプロパティ値を変更しても、UI のビヘイビアは変更されません。 |
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例 | |
document.links[3].accessKey = "n"; |
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値 | |
単一の英数字および句読点を示すキーボード文字 |
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既定値 | |
空の文字列 |
clientHeight、clientWidth | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素のコンテンツの高さと幅を示します。ただし、IE では OS ごとのバージョンや、DOCTYPE 宣言によって切り替えられる互換モードによって、要素の余白がわずかに異なります。Macintosh 版 IE では、すべての要素タイプで使用できません。Netscape 7 では、要素のコンテンツが表示可能領域に収まる場合、値が 0 になります。表示領域に収まらない場合、値は表示可能領域のサイズとなります。たとえば、document.body 要素に対するブラウザウィンドウのコンテンツ領域です。詳細については、本章の 9.2 節を参照してください。 |
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例 | |
var midHeight = document.body.clientHeight/2; |
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値 | |
ピクセル数を示す整数 |
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既定値 | |
0 |
clientHeight、clientWidth | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素のコンテンツの高さと幅を示します。ただし、IE では OS ごとのバージョンや、DOCTYPE 宣言によって切り替えられる互換モードによって、要素の余白がわずかに異なります。Macintosh 版 IE では、すべての要素タイプで使用できません。Netscape 7 では、要素のコンテンツが表示可能領域に収まる場合、値が 0 になります。表示領域に収まらない場合、値は表示可能領域のサイズとなります。たとえば、document.body 要素に対するブラウザウィンドウのコンテンツ領域です。詳細については、本章の 9.2 節を参照してください。 |
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例 | |
var midHeight = document.body.clientHeight/2; |
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値 | |
ピクセル数を示す整数 |
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既定値 | |
0 |
clientLeft、clientTop | NN なし IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素の余白を含む領域内での、要素コンテンツの左上隅の座標を示します。ただし、IE では OS ごとのバージョンによって、わずかに値が異なります。Macintosh 版 IE では、すべての要素タイプで使用できません。詳細については、本章の 9.2 節を参照してください。offsetLeft プロパティと offsetTop プロパティ (Netscape 6 も含む) を使用すると、インライン要素の配置に関してより有用な情報が得られます。要素の位置変更など、CSS によって配置されている要素に対しては、left と top、および pixelLeft と pixelTop (IE のみ) などの style オブジェクトプロパティを使用してください。 |
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値 | |
ピクセル数を示す整数 |
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既定値 | |
0 |
clientLeft、clientTop | NN なし IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素の余白を含む領域内での、要素コンテンツの左上隅の座標を示します。ただし、IE では OS ごとのバージョンによって、わずかに値が異なります。Macintosh 版 IE では、すべての要素タイプで使用できません。詳細については、本章の 9.2 節を参照してください。offsetLeft プロパティと offsetTop プロパティ (Netscape 6 も含む) を使用すると、インライン要素の配置に関してより有用な情報が得られます。要素の位置変更など、CSS によって配置されている要素に対しては、left と top、および pixelLeft と pixelTop (IE のみ) などの style オブジェクトプロパティを使用してください。 |
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値 | |
ピクセル数を示す整数 |
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既定値 | |
0 |
scrollHeight、scrollWidth | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素のピクセル長を返します。ブラウザウィンドウの表示領域よりも大きい要素を含みます。元は、スクロールした要素および要素のスクロールに影響を与えた要素 (body、button、caption、div、fieldset、legend、marquee、および textarea) に対して IE 4 で実装されました。要素で表示される部分のみのサイズを返す、スクロール可能な要素に対する clientHeight プロパティおよび clientWidth プロパティと対照的です。ただし、Macintosh 版 IE では scroll- プロパティの解釈が異なり、表示される部分のサイズが返されます。 |
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Windows 版 IE 5 からは、すべての HTML 要素がこれらのプロパティを持つようになり、スクロールしない要素の値は、offsetHeight プロパティおよび offsetWidth プロパティと同じになります。Netscape 7 では、すべての要素に対してこれらのプロパティが実装され、表示されるかどうかに関係なく、要素の高さと幅が返されます。いずれにせよ、body などの主要な要素ではこれらのプロパティの意味が曖昧なため、プラットフォーム間の操作の障害になる可能性がある点に注意してください。 |
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例 | |
var midPoint = document.body.scrollHeight/2; |
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値 | |
正の整数または 0 |
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既定値 | |
なし |
readyState | NN なし IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
オブジェクトのコンテンツにおける現在のダウンロードステータスを返します。ユーザーイベントによって呼び出されたスクリプトなどがドキュメントの読み込み中にアクションを行う可能性があり、ページ全体の読み込みが終了するまでは他のアクションを避ける必要がある場合は、このプロパティで読み込みの進行状況を調べることができます。その場合、条件テストでこのプロパティの値を使用してください。この値は、読み込みの最中でも、ダウンロードステータスが変わればそれに合わせて変更されます。プロパティ値が変わると、onReadyStateChange イベントが呼び出されますが、このイベントはバブルアップしません。 |
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このプロパティは、IE 4 で導入された時点では、document、embed、img、link、object、script、style の各オブジェクトでのみ使用できました。IE 5 では、すべての HTML 要素オブジェクトに使用できます。 |
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例 | |
if (document.readyState == "loading") { //statements for alternate handling while loading } |
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値 | |
object 要素以外のすべての要素については、uninitialized、loading、loaded、interactive、complete のいずれかの値を示す文字列。要素によっては読み込みが完了していないコンテンツでもユーザー操作を許可しますが、その場合は、読み込みが完了するまでこのプロパティが interactive を返すことがあります。すべての要素タイプにおいて、読み込み中にすべての値が順序どおりに返されるわけではありません。object 要素は、これら 5 つのステートに対応した数値を返します。数値の範囲は、0 (uninitialized) から 4 (complete) です。 |
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既定値 | |
なし |
scrollHeight、scrollWidth | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素のピクセル長を返します。ブラウザウィンドウの表示領域よりも大きい要素を含みます。元は、スクロールした要素および要素のスクロールに影響を与えた要素 (body、button、caption、div、fieldset、legend、marquee、および textarea) に対して IE 4 で実装されました。要素で表示される部分のみのサイズを返す、スクロール可能な要素に対する clientHeight プロパティおよび clientWidth プロパティと対照的です。ただし、Macintosh 版 IE では scroll- プロパティの解釈が異なり、表示される部分のサイズが返されます。 |
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Windows 版 IE 5 からは、すべての HTML 要素がこれらのプロパティを持つようになり、スクロールしない要素の値は、offsetHeight プロパティおよび offsetWidth プロパティと同じになります。Netscape 7 では、すべての要素に対してこれらのプロパティが実装され、表示されるかどうかに関係なく、要素の高さと幅が返されます。いずれにせよ、body などの主要な要素ではこれらのプロパティの意味が曖昧なため、プラットフォーム間の操作の障害になる可能性がある点に注意してください。 |
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例 | |
var midPoint = document.body.scrollHeight/2; |
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値 | |
正の整数または 0 |
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既定値 | |
なし |
scrollHeight、scrollWidth | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素のピクセル長を返します。ブラウザウィンドウの表示領域よりも大きい要素を含みます。元は、スクロールした要素および要素のスクロールに影響を与えた要素 (body、button、caption、div、fieldset、legend、marquee、および textarea) に対して IE 4 で実装されました。要素で表示される部分のみのサイズを返す、スクロール可能な要素に対する clientHeight プロパティおよび clientWidth プロパティと対照的です。ただし、Macintosh 版 IE では scroll- プロパティの解釈が異なり、表示される部分のサイズが返されます。 |
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Windows 版 IE 5 からは、すべての HTML 要素がこれらのプロパティを持つようになり、スクロールしない要素の値は、offsetHeight プロパティおよび offsetWidth プロパティと同じになります。Netscape 7 では、すべての要素に対してこれらのプロパティが実装され、表示されるかどうかに関係なく、要素の高さと幅が返されます。いずれにせよ、body などの主要な要素ではこれらのプロパティの意味が曖昧なため、プラットフォーム間の操作の障害になる可能性がある点に注意してください。 |
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例 | |
var midPoint = document.body.scrollHeight/2; |
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値 | |
正の整数または 0 |
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既定値 | |
なし |
scrollLeft、scrollTop | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み書き | |
要素内にある物理コンテンツの実際の左端と上端から、コンテンツの表示部分の左端または上端までの距離をピクセル単位で示します。これらのプロパティを設定すると、スクリプトを使用して、スクロール可能なコンテナに含まれているコンテンツ、つまり textarea 要素にあるテキストや、ブラウザウィンドウまたはフレーム内のドキュメント全体などのスクロールを調整できます。コンテンツがスクロールされない場合、両方のプロパティの値が 0 になります。scrollTop プロパティを 15 に設定すると、ウィンドウ内のドキュメントを上に 15 ピクセルだけスクロールします。scrollLeft プロパティは、明示的に変更しない限り影響を受けません。プロパティ値は、ユーザーがスクロールバーを使用するたびに変更されます。このことは、Windows 版 IE ではイベントオフセットのサイズの座標系はブラウザウィンドウ内のページの表示領域に関係するため、イベントによって実行される配置処理には重要な場合があります。document.body スクロール要素を追加して、イベント座標を body 要素内にあるコンテンツの位置に揃える必要があります。第 6 章の要素のドラッグに関する例を参照してください。Windows 版 IE 5 以降、scrollLeft プロパティと scrollTop プロパティはすべての HTML 要素オブジェクトで使用できますが、スクロールできない要素の値は 0 になります。 |
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例 | |
document.body.scrollTop = 40; |
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値 | |
正の整数または 0 |
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既定値 | |
0 |
scrollLeft、scrollTop | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み書き | |
要素内にある物理コンテンツの実際の左端と上端から、コンテンツの表示部分の左端または上端までの距離をピクセル単位で示します。これらのプロパティを設定すると、スクリプトを使用して、スクロール可能なコンテナに含まれているコンテンツ、つまり textarea 要素にあるテキストや、ブラウザウィンドウまたはフレーム内のドキュメント全体などのスクロールを調整できます。コンテンツがスクロールされない場合、両方のプロパティの値が 0 になります。scrollTop プロパティを 15 に設定すると、ウィンドウ内のドキュメントを上に 15 ピクセルだけスクロールします。scrollLeft プロパティは、明示的に変更しない限り影響を受けません。プロパティ値は、ユーザーがスクロールバーを使用するたびに変更されます。このことは、Windows 版 IE ではイベントオフセットのサイズの座標系はブラウザウィンドウ内のページの表示領域に関係するため、イベントによって実行される配置処理には重要な場合があります。document.body スクロール要素を追加して、イベント座標を body 要素内にあるコンテンツの位置に揃える必要があります。第 6 章の要素のドラッグに関する例を参照してください。Windows 版 IE 5 以降、scrollLeft プロパティと scrollTop プロパティはすべての HTML 要素オブジェクトで使用できますが、スクロールできない要素の値は 0 になります。 |
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例 | |
document.body.scrollTop = 40; |
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値 | |
正の整数または 0 |
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既定値 | |
0 |
tabIndex | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
ドキュメント内にあるすべてのフォーカス可能な要素のタブ順序内で、この要素の順番を示す番号です。タブ順序は一定の規則に従って決定されます。ユーザーがページ内で Tab キーを押すと、最初に tabIndex プロパティが 0 より小さく設定されている要素にカーソルが移動します。フォーカスは、tabIndex の値が一番小さい要素から開始して、値の一番大きい要素まで順番に移動します。ページやドキュメント内での物理的な位置は関係ありません。tabIndex の値が同じ要素が 2 つある場合、ドキュメント内で先頭に近い方の要素が最初にフォーカスを得ます。その後、tabIndex プロパティをサポートしない要素や、値が 0 に設定されている要素がフォーカスの対象となります。これらの要素はドキュメント内の配置順にフォーカスを受けます。 |
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W3C DOM および Netscape 6 では、tabIndex プロパティは a、area、button、input、object、select、textarea の各要素オブジェクトに制限されています。IE 4 では、これに applet、body、div、embed、isindex、marquee、span、table、および td が追加されます。IE 5 では、他のすべての表示可能な要素が追加されます。IE (のみ) で負の値を指定すると、要素がタブ順序から完全に削除されます。 |
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Macintosh 版 IE 4 では、リンクとアンカーはタブ操作できないので、a 要素オブジェクトの tabIndex プロパティは無視されます。 |
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例 | |
document.getElementById("link3").tabIndex = 6; |
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値 | |
整数 |
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既定値 | |
0 |
blur() | NN 2 IE 3 DOM 1 |
現在のオブジェクトからフォーカスを削除し、オブジェクトの onblur イベントを呼び出します。IE の最新バージョンを除いたすべてのブラウザで、フォーカスとブラーに対応する要素 (イベントとメソッドの両方) の範囲が制限されています。第 8 章の共通 tabindex 属性を参照してください。下位互換性を保つには、テキスト input 要素や textarea 要素など、フォーカスを設定できる要素に blur() メソッドを適用します。要素を無効にする手段を持たないブラウザでは、たとえば、onfocus="this.blur();" 属性をテキスト input 要素に割り当ててフィールドを広範囲で無効にすることができます。これは、粗雑な方法ではありますが、下位互換性を保つには効果的です。 |
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同じページでは blur() メソッドと focus() メソッドを控えめに使用してください。処理中に警告ダイアログボックスが表示されると、ブラーとフォーカスの無限ループを間違って実行してしまう可能性があります。また、1 つのオブジェクトで blur() メソッドを呼び出すと、window オブジェクトなど、別のオブジェクトが onfocus イベントを受け取ることがあります。 |
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パラメータ | |
なし |
|
戻り値 | |
なし |
focus() | NN 2 IE 3 DOM 1 |
現在のオブジェクトにフォーカスを設定し、オブジェクトの onfocus イベントを呼び出します。IE の最新バージョンを除いたすべてのブラウザで、フォーカスとブラーに対応する要素 (イベントとメソッドの両方) の範囲が制限されています。第 8 章の共通 tabindex 属性を参照してください。下位互換性を保つには、テキスト input 要素や textarea 要素など、フォーカスを設定できる要素に focus() メソッドを適用します。 |
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テキストボックスにフォーカスを設定し、ボックス内の全テキストをあらかじめ選択するには、focus() メソッドに続いて select() メソッドを要素に使用します。警告ダイアログボックスを閉じるときなど、ウィンドウの切り替えが発生する場合は、これらのメソッドを個別の関数内に配置し、ダイアログの alert() メソッドに続く setTimeout() メソッドからその関数を呼び出します。Windows 版 IE では、この方法で一連のステートメントが正しく実行されます。 |
|
パラメータ | |
なし |
|
戻り値 | |
なし |