CFCALENDAR  
説明

Macromedia Flash 形式のインタラクティブなカレンダーを HTML フォームまたは Flash フォームに配置します。XML 形式フォームではサポートされていません。ユーザーは、このカレンダーを使って、送信の日付をフォーム変数として選択することができます。

 
カテゴリ

フォームタグ

 
シンタックス
<cfcalendar
name = "name of calendar"
height = "height"
width = "width"
selectedDate = "date"
startRange = "first disabled date"
endRange = "last disabled date"
disabled = "true"、"false"、または属性値なし
mask = "character pattern"
dayNames = "days-of-the-week labels"
monthNames = "month labels"
visible = "Yes"、"No"
enabled = "Yes"、"No"
tooltip = "Tip text"
onChange = "actionscript to invoke">
 
関連項目

cfform、cfgrid、cfinput、cfselect、cfslider、cftextarea、cftree、『ColdFusion MX 開発ガイド』の第29章の「Macromedia Flash 形式のフォームの作成」 の「Flash フォームのスタイルの概要」

 
ヒストリ

ColdFusion MX 7: タグが追加されました。

 
使用方法

cfcalendar タグは、カレンダーの月を表示します。そこには、月、年、その月の日を示すグリッド、および曜日を示す見出しが含まれています。カレンダーには次に進む矢印ボタンと前に戻る矢印ボタンがあるので、これらのボタンを使用して表示される月と年を変更することができます。

selectedDate 属性の値を使用する場合、その日付は緑で強調表示され、初期表示される月と年が決まります。表示される月と年を変更しても、その選択した日付は変わりません。ユーザーは、カレンダー上の別の日付をクリックすることにより、選択した日付を変更できます。onChange 属性では、ユーザーが日付を選択したときに実行される ActionScript イベントハンドラ関数を指定することができます。

現在の日付は反転表示で示されます。つまり、数字は白、背景は黒で表示されます。ただし、選択した日付が別の月や年のものである場合、次に進む矢印ボタンや前に戻る矢印ボタンをクリックしてその月や年に進まない限り、現在の日付は表示されません。

mask 属性では、アプリケーションに返される選択した日付の形式を指定することができます。

キーボードを使用して、cfcalendar コントロールにアクセスし、コントロールから日付を選択することができます。

  • 上向き、下向き、左向き、および右向きの矢印キーを使用すると、選択した日付を変更することができます。
  • Home キーと End キーを使用すると、月の開始日と終了日にそれぞれ進むことができます。
  • Page Up キーと Page Down キーを使用すると、前月と翌月にそれぞれ進むことができます。
メモ: cfcalendar タグは、XML 形式のフォームではサポートされていません。
 

この例では、Flash haloBlue スキンによる 200 ピクセル x 150 ピクセルのカレンダーを作成します。省略された月名および 2 文字の曜日名が表示されます。selectedDate 属性での指定に基づき、今日の日付が初期表示されます。[保存] ボタンをクリックすると、フォームは現在のページに送信され、送信された情報が表示されます。

この例には、3 つの dateField コントロールもあります。これらのコントロールを使用すると、カレンダーに表示される初期選択日付およびブロックアウトされる日付範囲を変更することができます。ブロックアウトされる日付範囲の初期値は、今日の日付の直前 4 日間です。

メモ: この例は、mm/dd/yyyy の日付形式を使用しないロケールで機能するように修正する必要があります。そのためには、DateFormat 関数の代わりに LSDateFormat 関数を使用し、ロケールに適したマスク (dd/mm/yyyy など) を使用します。
<!--- 選択した日付およびブロックアウトされる日付の初期値を設定します。---> 
<cfparam name="Form.startdate" default="#dateformat(now()-5, 'mm/dd/yyyy')#">
<cfparam name="Form.enddate" default="#dateformat(now()-1, 'mm/dd/yyyy')#">
<cfparam name="Form.selectdate" default="#dateformat(now(), 'mm/dd/yyyy')#">

<!--- フォームが送信されたら、選択した日付を表示します。 --->
<cfif isDefined("Form.submitit")>
   <cfoutput><b>#Form.selectedDate# を選択しました。</b><br><br></cfoutput>
</cfif>

<b>カレンダー上の日付を選択して [保存] をクリックしてください。</b><br>
<br>
<cfform name="form1" format="Flash" skin="haloBlue" width="375" height="350" >
   <cfcalendar name="selectedDate" 
      selectedDate="#Form.selectdate#"
      startRange="#Form.startdate#"
      endRange="#Form.enddate#" 
      mask="mmm dd, yyyy" 
      dayNames="SU,MO,TU,WE,TH,FR,SA"
      monthNames="JAN, FEB, MAR, APR, MAY, JUN, JUL, AUG, SEP, OCT, NOV, DEC"
      style="rollOverColor:##FF0000"
      width="200" height="150" >
   <cfinput type="dateField" name="startdate" label="Block out starts"
      width="100" value="#Form.startdate#">
   <cfinput type="dateField" name="enddate" label="Block out ends" width="100"
      value="#Form.enddate#">
   <cfinput type="dateField" name="selectdate" label="Initial date" width="100"
      value="#Form.selectdate#" >
   <cfinput type="Submit" name="submitit" value="Save" width="100"> 
</cfform>
NAME  
  必須
 

カレンダーの名前です。

HEIGHT  
  オプション
 
Default value: "Flash により決定"

カレンダーの垂直方向の寸法はピクセル単位で指定します。

WIDTH  
  オプション
 
Default value: "Flash により決定"

カレンダーの水平方向の寸法はピクセル単位で指定します。

SELECTEDDATE  
  オプション
 
Default value: "なし (Flash は現在の月を表示)"

最初に選択した日付です。フォームスキンで指定された色で強調表示されます。現在のロケールに応じた mm/dd/yyyy または dd/mm/yyyy の形式でなければなりません。必要に応じて、setlocale タグを使用してロケールを設定します。

STARTRANGE  
  オプション
 

無効な日付の範囲の開始日です。ユーザーは、この日付から endRange 属性で指定する日付までの中から日付を選択することはできません。

ENDRANGE  
  オプション
 

無効な日付の範囲の終了日です。ユーザーは、startRange で指定する日付からこの日付までの中から日付を選択することはできません。

DISABLED  
  オプション
 
Default value: "not disabled"

すべてのユーザー入力を無効にし、コントロールを読み取り専用にします。入力を無効にするには、属性を省略して disabled を指定するか、disabled="Yes" (または ColdFusion で使用する true などの正のブール値) を指定します。入力を有効にするには、属性を省略するか、disabled="No" (または ColdFusion で使用する false などの負のブール値) を指定します。

MASK  
  オプション
 
Default value: "MM/DD/YYYY"

送信される日付の形式を指定するパターンです。マスク文字は次のとおりです。

  • D は日です。0 ~ 2 個のマスク文字を使用できます。
  • M は月です。0 ~ 4 個のマスク文字を使用できます。
  • Y は年です。0、2、または 4 個の文字を使用できます。
  • E は曜日です。0 ~ 4 個の文字を使用できます。
  • その他の文字は、指定の場所に文字を挿入します。

マスクの詳細については、cfinput リファレンスページの「入力データのマスキング」を参照してください。

FIRSTDAYOFWEEK  
  オプション
 
Default value: "0"

カレンダーでその週の最初の曜日を指定する 0 ~ 6 の範囲の整数です。0 は日曜日、6 は土曜日を示します。

DAYNAMES  
  オプション
 
Default value: "S、M、T、W、Th、F、S"

カレンダーに表示される曜日名を設定するカンマ区切りのリストです。日曜日 (Sunday) が先頭で、残りの曜日が通常どおりにその後に続きます。

MONTHNAMES  
  オプション
 
Default value: "January、February、March、April、May、June、July、August、September、October、November、December"

カレンダーの最上部に表示される月名のカンマ区切りのリストです。

STYLE  
  オプション
 

Flash ActionScript のスタイルまたはカレンダーに適用するスタイルです。詳細については、『ColdFusion MX 開発ガイド』の第29章の「Flash フォームのスタイルとスキンの設定」 を参照してください。

ENABLED  
  オプション
 
Default value: "Yes"

Flash の場合のみ : コントロールを有効にするかどうかを指定するブール値です。無効なコントロールはライトグレーで表示されます。disabled 属性の反対です。

VISIBLE  
  オプション
 
Default value: "Yes"

Flash の場合のみ : コントロールを表示するかどうかを指定するブール値です。表示されないコントロールが使用するスペースは空白です。

TOOLTIP  
  オプション
 

Flash の場合のみ : マウスポインタをコントロールの上に置いたときに表示されるテキストです。

ONCHANGE  
  オプション
 

ユーザーが日付を選択したときに実行される ActionScript です。