textarea | NN 2 IE 3 DOM 1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
textarea オブジェクトは textarea 要素に対応するオブジェクトであり、フォームコントロールとして使用されます。このオブジェクトは、サーバーに送信する複数のテキスト行をユーザー入力により取得するために使用します。ただし、innerHTML プロパティは Macintosh 版 IE 4 では使用できません。すべての HTML 要素のアドレッシングに対応していない初期バージョンのブラウザ (IE 4 や Netscape 6 より前のブラウザ) では、使用できるプロパティとメソッドは次に示すごく少数のものに限られています。IE 5 以降は、このオブジェクトの共通のメソッドである doScroll() に対応しています。 |
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相当する HTML コード | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<textarea> |
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オブジェクト参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
[window.]document.formName.elementName [window.]document.forms[i].elements[j] [window.]document.getElementById("elementID") |
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オブジェクト固有のプロパティ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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オブジェクト固有のメソッド | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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オブジェクト固有のイベントハンドラープロパティ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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cols | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
textarea 要素の編集可能な領域の幅を示します。この値は、編集可能な領域に表示される文字の数 (使用フォントは 1 種類) を表します。フォントサイズがスタイルシートによって変更される場合、それに合わせて実際の幅も変更されます。 |
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例 | |
document.forms[0].comments.cols = 60; |
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値 | |
整数 |
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既定値 | |
ブラウザと OS によって異なります。 |
dataFld | NN なし IE 4 DOM なし |
読み書き | |
IE 4 のデータバインディングと共に使用して、リモートデータソースの列名を textarea オブジェクトの value プロパティに関連付けます。この要素には datasrc 属性も設定する必要があります。dataFld と dataSrc の両方のプロパティに空の文字列を設定すると、要素とデータソースのバインディングが壊れます。Macintosh 版 IE 5 ではテキストファイルのデータソースに対してのみ機能します。 |
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例 | |
document.myForm.myTextArea.dataFld = "description"; |
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値 | |
データソースの列の識別子。大文字と小文字は区別されます。 |
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既定値 | |
なし |
dataSrc | NN なし IE 4 DOM なし |
読み書き | |
IE のデータバインディングと共に使用して、リモートデータアクセス用にデータソースオブジェクトを読み込むページの object 要素の ID を示します。データソースからのコンテンツは datafld 属性によって設定されます。dataFld と dataSrc の両方のプロパティに空の文字列を設定すると、要素とデータソースのバインディングが壊れます。Macintosh 版 IE 5 ではテキストファイルのデータソースに対してのみ機能します。 |
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例 | |
document.myForm.myTextArea.dataSrc = "DBSRC3"; |
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値 | |
データソースの識別子。大文字と小文字は区別されます。 |
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既定値 | |
なし |
defaultValue | NN 2 IE 3 DOM 1 |
読み取り専用 | |
textarea 要素のデフォルトのテキストをページのソースコード内で開始タグと終了タグで囲まれたテキストとして返します。 |
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例 | |
var txtAObj = document.forms[0].myTextArea; if (txtAObj.value != txtAObj.defaultValue ) { ... } |
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値 | |
文字列 |
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既定値 | |
なし |
form | NN 2 IE 3 DOM 1a |
読み取り専用 | |
現在の要素が入っている form 要素への参照を返します。この要素からイベントを処理する場合は、イベントハンドラー関数がイベントオブジェクトの target または srcElement プロパティとして select 要素に自動的にアクセスします。form プロパティを読み取ることにより、スクリプトで同じフォーム内の他のコントロールに簡単にアクセスできるようになります。 |
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例 | |
var theForm = evt.srcElement.form; |
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値 | |
form 要素オブジェクトへの参照 |
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既定値 | |
なし |
name | NN 2 IE 3 DOM 1 |
読み書き | |
フォームコントロールに関連付けられた識別子です。このプロパティの値は、フォームがサーバーに送信される際に「名前/値」のペアの「名前」の部分として送信されます。コントロールのラベルはコントロールタイプ別に他の方法で設定されるため、名前はユーザーには表示されません。フォームコントロールの名前は、オブジェクトへのスクリプト参照でも使用できます。最近の規格では id 属性の方が推奨されていますが、多くのブラウザでは現在も、コントロールの値を送信するために、フォームコントロールに name 属性を設定する必要があります。 |
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例 | |
document.orderForm.myTextArea.name = "customerComment"; |
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値 | |
識別子の命名規則に従った識別子。大文字と小文字は区別されます。識別子には空白スペースは使用できず、1 文字目に数字は使用できません。アンダースコア以外の句読点の使用は避けてください。 |
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既定値 | |
なし |
readOnly | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
ユーザーがそのページでフォーム要素を編集できるかどうかを示します。readOnly プロパティが true のフォームコントロールはスクリプトで編集できますが、ユーザーが編集することはできません。 |
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例 | |
document.forms[0].myTextArea.readOnly = "true"; |
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値 | |
true または false のブール値 |
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既定値 | |
false |
rows | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
スクロールなしで表示されるテキストの行数に基づいた textarea 要素の高さを示します。この値は、スクロールせずに指定された高さで表示できる行数 (使用フォントは 1 種類) を表します。フォントサイズがスタイルシートによって変更される場合、それに合わせて実際の高さも変更されます。 |
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例 | |
document.forms[0].comments.rows = 6; |
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値 | |
整数 |
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既定値 | |
Windows 版 IE の場合は 2、Macintosh 版 IE の場合は 1、Netscape 6 の場合は -1 (-1 は属性またはプロパティが設定されていないことを意味する) |
status | NN なし IE 4 DOM なし |
読み書き | |
Internet Explorer に実装されていますが、textarea オブジェクトに対して機能しません。 |
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値 | |
true または false のブール値か、null |
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既定値 | |
null |
type | NN 3 IE 4 DOM 1 |
読み取り専用 | |
フォームコントロール要素のタイプを返します。値はすべて小文字で返されます。行う処理によっては、特定のタイプを検索するためにすべてのフォーム要素を調べる必要があります。たとえば、"textarea" タイプのフォームコントロールをすべてクリアにし、他のタイプのコントロールはそのままにする場合などがこれに該当します。 |
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例 | |
if (document.forms[0].elements[3].type == "textarea") { ... } |
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値 | |
button、checkbox、file、hidden、image、password、radio、reset、select-multiple、select-one、submit、text、textarea のいずれかの定数を示す文字列 |
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既定値 | |
textarea |
value | NN 2 IE 3 DOM 1 |
読み書き | |
要素の「名前/値」のペアとして送信される、フォームコントロールに関連付けられている現在の値を示します。値はすべて文字列です。 |
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例 | |
var comment = document.forms[0].myTextArea.value; |
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値 | |
文字列 |
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既定値 | |
なし |
wrap | NN なし IE 4 DOM なし |
読み書き | |
ブラウザで textarea 要素にあるテキストを折り返し表示するかどうか、およびテキストをサーバーに送信する際に折り返し箇所をキャリッジリターンに変換するかどうかを示します。このプロパティに hard を設定するとテキストが折り返され、サーバーへの送信時に折り返し箇所を CR-LF 文字に変換します。soft を設定するとテキストが折り返し表示されますが、フォームと共にテキストを送信する際には CR-LF 文字を使用しません。off を設定すると、テキストの折り返し表示が無効になります。 |
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例 | |
document.forms[0].comments.wrap = "soft"; |
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値 | |
hide、off、soft のいずれかの定数を示す文字列 |
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既定値 | |
soft |
createTextRange() | NN なし IE 4(Win) DOM なし |
textarea オブジェクトのコンテンツから TextRange オブジェクトを作成します。詳細については、TextRange オブジェクトを参照してください。 |
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戻り値 | |
TextRange オブジェクト |
handleEvent() | NN |4| IE なし DOM なし |
handleEvent(event) | |
メソッドへのパラメータとして指定されたイベントを受け入れ、処理するようにオブジェクトに指示します。指定のイベントを処理するには、オブジェクトが適切なタイプのイベントハンドラーを持っている必要があります。Navigator 4 にのみ実装されています。 |
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パラメータ | |
|
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戻り値 | |
なし |
select() | NN 2 IE 3 DOM 1 |
フォーム要素に表示されるテキストをすべて選択します。Internet Explorer で textarea 要素内の特定の位置を挿入ポインタとして指定する方法については、TextRange オブジェクトを参照してください。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
なし |
accessKey | NN なし IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
要素にフォーカスを移動するため (一部のブラウザ)、またはフォームコントロールやリンクアクションをアクティブにするための単一の文字キーです。リンクをアクティブにするためにアクセスキーと一緒に修飾キー (Ctrl、Alt、または Command) を押す必要があるかどうかは、使用するブラウザと OS によって決まります。Windows 版 IE 5 以降および Netscape 6 では、Alt キーを押す必要があり、文字キーの大文字と小文字は区別されません。Macintosh 版 IE 5 以降および Netscape 6 では、アクションを実行するには Ctrl キーを押す必要があります。 |
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広く使用されている共通プロパティとしてここに記載されていますが、厳密にはすべての実装に当てはまるわけではありません。Netscape 6 (W3C DOM の場合) では、このプロパティが認識される要素は、a、area、button、input、label、legend、および textarea だけです。IE 4 では、これに applet、body、div、embed、isindex、marquee、object、select、span、table、および td が追加されています。ただし、label および legend は削除されました。IE 5 では、他のすべての表示可能な要素が追加されていますが、注意が必要です。input 要素とその他のフォーム関連要素の場合を除き、IE 5 以降ではアクセラレータキーの組み合わせで要素にフォーカスを移動するには、要素に tabindex 属性および tabIndex プロパティ値も (すべての値が 0 の場合でも) 指定する必要があります。Netscape では現在のバージョン 7 で、スクリプトによってプロパティ値を変更しても、UI のビヘイビアは変更されません。 |
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例 | |
document.links[3].accessKey = "n"; |
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値 | |
単一の英数字および句読点を示すキーボード文字 |
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既定値 | |
空の文字列 |
clientHeight、clientWidth | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素のコンテンツの高さと幅を示します。ただし、IE では OS ごとのバージョンや、DOCTYPE 宣言によって切り替えられる互換モードによって、要素の余白がわずかに異なります。Macintosh 版 IE では、すべての要素タイプで使用できません。Netscape 7 では、要素のコンテンツが表示可能領域に収まる場合、値が 0 になります。表示領域に収まらない場合、値は表示可能領域のサイズとなります。たとえば、document.body 要素に対するブラウザウィンドウのコンテンツ領域です。詳細については、本章の 9.2 節を参照してください。 |
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例 | |
var midHeight = document.body.clientHeight/2; |
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値 | |
ピクセル数を示す整数 |
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既定値 | |
0 |
clientHeight、clientWidth | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素のコンテンツの高さと幅を示します。ただし、IE では OS ごとのバージョンや、DOCTYPE 宣言によって切り替えられる互換モードによって、要素の余白がわずかに異なります。Macintosh 版 IE では、すべての要素タイプで使用できません。Netscape 7 では、要素のコンテンツが表示可能領域に収まる場合、値が 0 になります。表示領域に収まらない場合、値は表示可能領域のサイズとなります。たとえば、document.body 要素に対するブラウザウィンドウのコンテンツ領域です。詳細については、本章の 9.2 節を参照してください。 |
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例 | |
var midHeight = document.body.clientHeight/2; |
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値 | |
ピクセル数を示す整数 |
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既定値 | |
0 |
clientLeft、clientTop | NN なし IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素の余白を含む領域内での、要素コンテンツの左上隅の座標を示します。ただし、IE では OS ごとのバージョンによって、わずかに値が異なります。Macintosh 版 IE では、すべての要素タイプで使用できません。詳細については、本章の 9.2 節を参照してください。offsetLeft プロパティと offsetTop プロパティ (Netscape 6 も含む) を使用すると、インライン要素の配置に関してより有用な情報が得られます。要素の位置変更など、CSS によって配置されている要素に対しては、left と top、および pixelLeft と pixelTop (IE のみ) などの style オブジェクトプロパティを使用してください。 |
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値 | |
ピクセル数を示す整数 |
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既定値 | |
0 |
clientLeft、clientTop | NN なし IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素の余白を含む領域内での、要素コンテンツの左上隅の座標を示します。ただし、IE では OS ごとのバージョンによって、わずかに値が異なります。Macintosh 版 IE では、すべての要素タイプで使用できません。詳細については、本章の 9.2 節を参照してください。offsetLeft プロパティと offsetTop プロパティ (Netscape 6 も含む) を使用すると、インライン要素の配置に関してより有用な情報が得られます。要素の位置変更など、CSS によって配置されている要素に対しては、left と top、および pixelLeft と pixelTop (IE のみ) などの style オブジェクトプロパティを使用してください。 |
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値 | |
ピクセル数を示す整数 |
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既定値 | |
0 |
disabled | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
ユーザーが要素を操作できるかどうかを示します。true に設定すると、要素はフォーカスを得ることができず、ユーザーは要素を変更できなくなります。通常、要素はページ上でグレー表示になります。このプロパティは、Windows 版 IE 5.5 以降のすべての HTML 要素オブジェクトで使用できます。IE 4 と IE 5 では、フォームコントロールにのみ適用されます。Netscape 6 以降では、フォームコントロールと style 要素オブジェクトで認識されます。使用できなくなったフォームコントロールの「名前/値」のペアは、フォームから送信されません。 |
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例 | |
document.getElementById("myButton").disabled = true; |
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値 | |
true または false のブール値 |
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既定値 | |
false |
scrollHeight、scrollWidth | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素のピクセル長を返します。ブラウザウィンドウの表示領域よりも大きい要素を含みます。元は、スクロールした要素および要素のスクロールに影響を与えた要素 (body、button、caption、div、fieldset、legend、marquee、および textarea) に対して IE 4 で実装されました。要素で表示される部分のみのサイズを返す、スクロール可能な要素に対する clientHeight プロパティおよび clientWidth プロパティと対照的です。ただし、Macintosh 版 IE では scroll- プロパティの解釈が異なり、表示される部分のサイズが返されます。 |
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Windows 版 IE 5 からは、すべての HTML 要素がこれらのプロパティを持つようになり、スクロールしない要素の値は、offsetHeight プロパティおよび offsetWidth プロパティと同じになります。Netscape 7 では、すべての要素に対してこれらのプロパティが実装され、表示されるかどうかに関係なく、要素の高さと幅が返されます。いずれにせよ、body などの主要な要素ではこれらのプロパティの意味が曖昧なため、プラットフォーム間の操作の障害になる可能性がある点に注意してください。 |
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例 | |
var midPoint = document.body.scrollHeight/2; |
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値 | |
正の整数または 0 |
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既定値 | |
なし |
scrollHeight、scrollWidth | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素のピクセル長を返します。ブラウザウィンドウの表示領域よりも大きい要素を含みます。元は、スクロールした要素および要素のスクロールに影響を与えた要素 (body、button、caption、div、fieldset、legend、marquee、および textarea) に対して IE 4 で実装されました。要素で表示される部分のみのサイズを返す、スクロール可能な要素に対する clientHeight プロパティおよび clientWidth プロパティと対照的です。ただし、Macintosh 版 IE では scroll- プロパティの解釈が異なり、表示される部分のサイズが返されます。 |
|
Windows 版 IE 5 からは、すべての HTML 要素がこれらのプロパティを持つようになり、スクロールしない要素の値は、offsetHeight プロパティおよび offsetWidth プロパティと同じになります。Netscape 7 では、すべての要素に対してこれらのプロパティが実装され、表示されるかどうかに関係なく、要素の高さと幅が返されます。いずれにせよ、body などの主要な要素ではこれらのプロパティの意味が曖昧なため、プラットフォーム間の操作の障害になる可能性がある点に注意してください。 |
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例 | |
var midPoint = document.body.scrollHeight/2; |
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値 | |
正の整数または 0 |
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既定値 | |
なし |
scrollLeft、scrollTop | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み書き | |
要素内にある物理コンテンツの実際の左端と上端から、コンテンツの表示部分の左端または上端までの距離をピクセル単位で示します。これらのプロパティを設定すると、スクリプトを使用して、スクロール可能なコンテナに含まれているコンテンツ、つまり textarea 要素にあるテキストや、ブラウザウィンドウまたはフレーム内のドキュメント全体などのスクロールを調整できます。コンテンツがスクロールされない場合、両方のプロパティの値が 0 になります。scrollTop プロパティを 15 に設定すると、ウィンドウ内のドキュメントを上に 15 ピクセルだけスクロールします。scrollLeft プロパティは、明示的に変更しない限り影響を受けません。プロパティ値は、ユーザーがスクロールバーを使用するたびに変更されます。このことは、Windows 版 IE ではイベントオフセットのサイズの座標系はブラウザウィンドウ内のページの表示領域に関係するため、イベントによって実行される配置処理には重要な場合があります。document.body スクロール要素を追加して、イベント座標を body 要素内にあるコンテンツの位置に揃える必要があります。第 6 章の要素のドラッグに関する例を参照してください。Windows 版 IE 5 以降、scrollLeft プロパティと scrollTop プロパティはすべての HTML 要素オブジェクトで使用できますが、スクロールできない要素の値は 0 になります。 |
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例 | |
document.body.scrollTop = 40; |
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値 | |
正の整数または 0 |
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既定値 | |
0 |
scrollLeft、scrollTop | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み書き | |
要素内にある物理コンテンツの実際の左端と上端から、コンテンツの表示部分の左端または上端までの距離をピクセル単位で示します。これらのプロパティを設定すると、スクリプトを使用して、スクロール可能なコンテナに含まれているコンテンツ、つまり textarea 要素にあるテキストや、ブラウザウィンドウまたはフレーム内のドキュメント全体などのスクロールを調整できます。コンテンツがスクロールされない場合、両方のプロパティの値が 0 になります。scrollTop プロパティを 15 に設定すると、ウィンドウ内のドキュメントを上に 15 ピクセルだけスクロールします。scrollLeft プロパティは、明示的に変更しない限り影響を受けません。プロパティ値は、ユーザーがスクロールバーを使用するたびに変更されます。このことは、Windows 版 IE ではイベントオフセットのサイズの座標系はブラウザウィンドウ内のページの表示領域に関係するため、イベントによって実行される配置処理には重要な場合があります。document.body スクロール要素を追加して、イベント座標を body 要素内にあるコンテンツの位置に揃える必要があります。第 6 章の要素のドラッグに関する例を参照してください。Windows 版 IE 5 以降、scrollLeft プロパティと scrollTop プロパティはすべての HTML 要素オブジェクトで使用できますが、スクロールできない要素の値は 0 になります。 |
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例 | |
document.body.scrollTop = 40; |
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値 | |
正の整数または 0 |
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既定値 | |
0 |
tabIndex | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
ドキュメント内にあるすべてのフォーカス可能な要素のタブ順序内で、この要素の順番を示す番号です。タブ順序は一定の規則に従って決定されます。ユーザーがページ内で Tab キーを押すと、最初に tabIndex プロパティが 0 より小さく設定されている要素にカーソルが移動します。フォーカスは、tabIndex の値が一番小さい要素から開始して、値の一番大きい要素まで順番に移動します。ページやドキュメント内での物理的な位置は関係ありません。tabIndex の値が同じ要素が 2 つある場合、ドキュメント内で先頭に近い方の要素が最初にフォーカスを得ます。その後、tabIndex プロパティをサポートしない要素や、値が 0 に設定されている要素がフォーカスの対象となります。これらの要素はドキュメント内の配置順にフォーカスを受けます。 |
|
W3C DOM および Netscape 6 では、tabIndex プロパティは a、area、button、input、object、select、textarea の各要素オブジェクトに制限されています。IE 4 では、これに applet、body、div、embed、isindex、marquee、span、table、および td が追加されます。IE 5 では、他のすべての表示可能な要素が追加されます。IE (のみ) で負の値を指定すると、要素がタブ順序から完全に削除されます。 |
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Macintosh 版 IE 4 では、リンクとアンカーはタブ操作できないので、a 要素オブジェクトの tabIndex プロパティは無視されます。 |
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例 | |
document.getElementById("link3").tabIndex = 6; |
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値 | |
整数 |
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既定値 | |
0 |
blur() | NN 2 IE 3 DOM 1 |
現在のオブジェクトからフォーカスを削除し、オブジェクトの onblur イベントを呼び出します。IE の最新バージョンを除いたすべてのブラウザで、フォーカスとブラーに対応する要素 (イベントとメソッドの両方) の範囲が制限されています。第 8 章の共通 tabindex 属性を参照してください。下位互換性を保つには、テキスト input 要素や textarea 要素など、フォーカスを設定できる要素に blur() メソッドを適用します。要素を無効にする手段を持たないブラウザでは、たとえば、onfocus="this.blur();" 属性をテキスト input 要素に割り当ててフィールドを広範囲で無効にすることができます。これは、粗雑な方法ではありますが、下位互換性を保つには効果的です。 |
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同じページでは blur() メソッドと focus() メソッドを控えめに使用してください。処理中に警告ダイアログボックスが表示されると、ブラーとフォーカスの無限ループを間違って実行してしまう可能性があります。また、1 つのオブジェクトで blur() メソッドを呼び出すと、window オブジェクトなど、別のオブジェクトが onfocus イベントを受け取ることがあります。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
なし |
handleEvent[] | NN |4| IE なし DOM なし |
handleEvent(event) | |
メソッドへのパラメータとして指定されたイベントを受け入れ、処理するようにオブジェクトに指示します。指定のイベントを処理するには、オブジェクトが適切なタイプのイベントハンドラーを持っている必要があります。Navigator 4 にのみ実装されています。 |
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パラメータ | |
|
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戻り値 | |
なし |
focus() | NN 2 IE 3 DOM 1 |
現在のオブジェクトにフォーカスを設定し、オブジェクトの onfocus イベントを呼び出します。IE の最新バージョンを除いたすべてのブラウザで、フォーカスとブラーに対応する要素 (イベントとメソッドの両方) の範囲が制限されています。第 8 章の共通 tabindex 属性を参照してください。下位互換性を保つには、テキスト input 要素や textarea 要素など、フォーカスを設定できる要素に focus() メソッドを適用します。 |
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テキストボックスにフォーカスを設定し、ボックス内の全テキストをあらかじめ選択するには、focus() メソッドに続いて select() メソッドを要素に使用します。警告ダイアログボックスを閉じるときなど、ウィンドウの切り替えが発生する場合は、これらのメソッドを個別の関数内に配置し、ダイアログの alert() メソッドに続く setTimeout() メソッドからその関数を呼び出します。Windows 版 IE では、この方法で一連のステートメントが正しく実行されます。 |
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パラメータ | |
なし |
|
戻り値 | |
なし |